ハリーポッターと死の秘宝(読後の感想)

つまりネタバレするんで、感想のところは白抜きしちゃいますけども、よかったです。すさまじかったです。ひきこまれる場面がいくつか。完成された物語ってすごいなと思いました。読み終わった今は、ひどく、せつない気持ちになっています。

ハリーの成長物語でもあるし、愛の物語でもある。最初からずっと貫かれているテーマがあって、最後に、これでもかというほど念押しされる。そんな感じでした(どんな感じなんだか)

以下、ネタバレ。

謎のプリンス(第六巻)の読後の感想の中で「ダンブルドアがあんなに信じていたんだから、私はセブルスを信じます」と書いていたんだなぁ。スネイプ先生、かっこいい。とも、書いてある。うん、かっこよかった! 誰にも悲しまれず、誰ひとり涙を流してはくれない、その死が、いちばん胸を痛くさせるものになりました。ハリーポッターシリーズは第五巻辺りから「死」のイメージがつきまとい、物語全体が暗く重いものになってきて、これが児童書でいいのかと、よからぬ心配をしちゃうくらいだったのですが、第七巻を途中まで読み進み、ダンブルドアの妹が六歳のときに受けた許しがたい暴力のくだりでは、思わず目を疑いたくなるくらいに、ストレートにさらりと書かれていて、びっくりしました。
ロンとハーマイオニーのカップルが微笑ましい。ジニーがなんだかとても大人に感じられる。ハグリットやマクゴガナル先生の哀切には泣けてしまった。というか上巻のはじまり辺りで、すでに涙がにじんじゃったのですが、いったいどこで泣きたくなったのか自分でも謎です。
とりあえず真実を知ったところで、もういちど最初から読み直したくなりました。
映画を観かえしたくなりました。見たいのは、セブルスです。スネイプ先生です。
…はぁ。
今回は何度もいろんな人に死の危機が訪れるので、いったい誰がどう生き残るのかと、ハラハラしました。母は強しなシーンもあってよかった。パーシーが戻ってくれてよかった。双子たちは…うん。ルーナは相変わらず可愛らしかった。計画を実行しては失敗し、後退し、もうだめだという瞬間に助けられながら、ハリーは重大な選択をそのつど強いられる。ハリポタの世界では17歳で成人になりますけど、もう成人だからというには、やっぱりまだ若い。ダンブルドアはハリーと同じくらいの年のときには、魔法使いたちがマグルを支配する道を熱く語ったりしていた。ダンブルドアも聖人君子ではなく、ハリーの父親も聖人君子ではなかった。傲慢でいけ好かないやつだった。シリウスも、ハリーにとっては素敵な養い親でも、屋敷しもべ妖精に対してはひどい行いをしていた。完全無欠の人間などいない。けれど、自分を知ることで、ひらかれる道がある。そんな感じのストーリーでした。
スネイプ先生の守護霊の美しさにうっとりです(話が飛んで、戻る)


けど、映像になることを考えたら、12R指定くらいあってもいいくらい、ものがたり的には残酷すぎる気がするんですけど、そこは、うまくやるのかな? 早く「謎のプリンス」を映画で観たいです。


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