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クレジットカード。

いっとき無料だからってカード管理しきれなくなったときに、無料だけど解約しちゃったり、有料なのはよく考えもせずに切ってしまったりしたんですが、いま思うとステージが設定されていてポイント優遇されていた有料カードは解約しなきゃよかったです。ポイント還元率がとてもよかったんですよねぇ。まあ、有料であることを考えると相対的にどうだかまではわからんのですが。
んで、そのときから無料カードでやってきたんですが(とはいえ特定の店舗で使うと10%オフとかあるとカードつくってるんでまた増えてはいるんですが) 本日ついつい、銀行で新しいカードをつくってしまいました。
初年度無料というアレです。
リボ払い設定にすると年会費半額になったりするカードです。
あと引き落としを当銀行口座にするとカード利用時の料金がお得になるというやつです。残念ながらメインバンクではないので、そこには魅力を感じないんですが、つか、どうせならメインバンクのやつをつくれよと私も思いました、今。
まあ、一年利用して解約する気まんまんです。というか、たぶん半年で解約します。
結構無料のライフカードで足りてはいるんですよねぇ。
でもいま使ってるライフカードは解約しますけど(ポイント使ったら)そんなわけで定期的にカードの見直しはしているよというお話でした。オトクなのがいいけど、長年使ってることで馴染むカードもいいですよね。
国内旅行をたくさんしていたときはOMCのリベリィカードが好きでした。カードもかわいいし^^
持っててかわいいカードほうが好きです。
なんとなくテンション上がる(ぇ)
でもステイタス的にはゴールドカードとかアメリカンエクスプレスカードなんですよねぇ。

そして涼しくなったから大きなPC使ってるんですが、やっぱり暑いですねぇ。
明日から涼しくなるんでしたっけ。
PC使うときは寒いくらいがちょうどいいな。

2016年 夏ドラマです。

もうすぐ秋ドラマがはじまってしまうので、早足で感想です。といっても今期のドラマはあんまり見ていないので、感想も短いかもしれません。思い出した順。箇条書き。

「家売る女」
北川景子主演。仕事熱心で周囲に何と思われようと動じない笑わないというキャラ設定が「家政婦のミタ」のミタさんのようでした。ダメ社員を演じていたイモトが「このもさい子、だれ?」と思っちゃったくらい誰だかわかんなかったです、いやイモトなんですけども、喋り方とかも甘えたっぽく変えてあって、なんとも独特なキャラになってました。千葉雄大くんも、とりあえず調子いいことをいっときゃいいや的なノリの腹黒な感じがよかったし、結構脇役が光っていたかも。
一話完結ぽかったので肩の力を抜いて楽しんでみてました。
お客様の帰結点を探りながらそれに見合った物件を紹介し売ってしまう手腕がすてきでした。けど、あのラストはなぁ。どうなんだろう。アリですかね…❓

「仰げば尊し」
寺尾聰主演。吹奏楽部の話なので興味深くみてました(中高と吹奏楽部だったので) 指揮者が違うだけで全国大会に行けてしまえるものなのか!?と思ってしまうけど、これが実話ってのがすごいです。吹奏楽部を立て直すため、バンドをやっていたヤンキーたちを誘ったり、やってること無茶なんだけど、音楽家として少年たちの持ってるポテンシャルのようなものにピピッときていたのかもしれない。このドラマの放映中に高畑息子の事件がありましたけど、ちょうど出番がなくなってからの事件だったので、本作には影響なかったです。このドラマは実在の人物と高校の吹奏楽部をモデルにしていて、エピソードもかいつまんでますけど、いろいろフィクションです。そもそも音楽家の先生に指導してほしいと願ったのはヤンキー部長だし、そこからして違ってますね。

「そして、誰もいなくなった」
藤原竜也主演というだけでみました。痛いドラマなので一話で切ってしまおうかと思ったんですけど、ラストまでみました。身近にいる人が裏の顔を持っていて、主人公を陥れていくおっかないドラマでした。親友とか母親とか親切にしてくれたバーテンダーとか職場の上司とか、部下とか、あと妻とかね。この主人公、どんだけ周囲から嫌われてるんだよとか思ったけど、親が金持ちで何不自由なく生まれ育ち、頭よくて顔もよくて収入も安定していて将来有望で、かわいい新妻がいて順風満帆すぎるから、やっかまれたりしちゃうんかなというところでオチついた。最初から主人公を孤独にすることが目的の策略。それを可能にしたのは、すべての個人情報が管理された社会だからで、近未来的な設定でした。いわゆる「なりすまし」が可能な世界だからこそ実現できる犯罪です。その情報を一括管理するプログラムを開発したのが主人公で、情報を管理することの危うさへの警告もあった。けれど、ある日、突然、自分の名と経歴などのすべてが他人のものになってしまって「自分がニセモノになる」という状況そのものが、いまいちピンとこなかった。主人公には母も妻も親友もいるから。ニセモノではないことを知っている人たちが多すぎるんですよ。そのなかに陥れた真犯人がいたとしても、なんだかだいって主人公は恵まれているなぁと思いました。
真犯人には「あ、やっぱり…」と思いながらも「さびしさ」が残りました。
途中でなんとかならんかったんかなぁ。

「遺産相続弁護士 柿崎真一」
深夜ドラマ。一話完結ぽいお色気もあるよ系のB級っぽいドラマでしたけど、面白かったです。面白かったんだけど、感想として何も残ってないのはどうしたことでしょう(笑) 罪のない、お笑いだったからかなぁ。三上博史主演です。

「神の舌を持つ男」
ある意味、遺産相続弁護士と近い雰囲気のドラマでした。深夜枠ぽかった。向井理主演。映画化もするんですね。視聴率が悪かったので映画化も頓挫してしまったとか聞こえてきたんですが、興行的に大丈夫なんだろうか…。一目惚れしたみやびさんを追っかけて温泉宿をめぐってる男と、いっしょにくっついてまわってる仲間たちの話です。行く先々で発生する殺人事件を「神の舌」で解決していくんですが、○○温泉殺人事件とかサスペンス劇場を揶揄ったりパロったりしているのでコメディです。
芸者のみやびさんを広末涼子が演じていて艶っぽいです。
向井理は冴えない感じの男だけど(顔はいい。と、どこでもいわれるし)結局はモテ男でした。

「時をかける少女」
全5話だったのであっという間に終わったんですが、そういえば夏ドラマでした。時をかける少女。これまでも映画とかアニメとか映画とかになってるけど連続ドラマはハジメテでしたっけ。原作は短編といってもいい短さですし、そんなに長い物語ではないんですよね。映画くらいがちょうどいいのかも。今作は、アニメ版の時かけを実写化したみたいだなぁと思ったんですが、原作はどうだったかなとネット検索してみました。遥か昔に文庫本で読んだんですが、短編だからか同作家さんの似たような他作品とごっちゃになっていたことに気づきました。ネタバレしますが、
ストーリーの基本は、
3人の幼馴染。
ラベンダーの香りでタイムループ能力を手に入れる主人公。
交通事故。
自分の危機的状況のときにタイムリープ発動したのち、タイムリープ能力を使いこなせるようになる主人公。
幼馴染のふたりにはその能力のことを相談して理解してもらう。
問題のはじめの理科室で幼馴染Aくんが実は遙か先の未来からきた人だと知る。
Aくんとは偽りの記憶で幼馴染になっていただけで実は出会って一ヶ月くらいだと知る。
未来に戻るときに記憶のすべては消えてしまうと告げられる。
さり際に「また会えるよ」といわれた主人公は、記憶はなくても想いの欠片が残っていて「いつか逢える誰か」を待つ。
主人公は未来からきた男の子に思いを寄せるようになる。
未来からきた男の子も主人公のことを好きになる。
あて馬は主人公のホンモノの幼馴染の男の子。
ということで、このドラマ版でも幼馴染のほうが失恋確定なのは設定上のお約束でありました。主人公の女の子はアニメ版の主人公とそっくりな性格をしていました。一生懸命だけど、軽くて、手に入れた能力を実にくだらないことに使いまくるところとか、幼馴染からの告白をなかったことにしたくて能力使いまくるところとか(原作にもあったっけかなぁ)
そんなわけで面白くみることができました。懐かしい感じで。

以上かな。
他は大河ドラマとかです。
「真田丸」は面白くみていますが、三成の幕引きがあまりにも呆気なかったのが残念でなりません。主人公が実はまったく活躍していないので(いまのところ上司に気に入られてるだけの小才のきいた小者な感じが否めない) ここからどんな活躍をしてくれるかで総評がちがってくると思います(といっても残り少ない話数ですけども)

涼しくなってきた。というのに蒸し暑い。

なんだろう、これ。エアコン切ると暑い。でもつけると寒い。中途半端すぎる。
ついでにスマホとかゲームとかPC起動させると暑くなってくる(それはあたりまえか) そんなわけで、まだノートパソコン使用中です。あとすこし。あとすこし。ああ、それにしても暑い暑いいってるうちに涼しくなったと思ったら、こんどは年末がやってくるのね。
ほんとに一年が速すぎるよ……。

という愚痴でした^^;

「君の名は。」←ネタバレあり

話題になっていたので暇なときふらっとみにいきました。
シン・ゴジラと同じく賛否両論あるけど、おしなべて高評価だもんで気になっていたんです。
「君の名は。」は「秒速5センチメートル」の新海誠作品です。長編アニメーション。中身がぎゅっとつまってるので、たった107分とは思わなかったです。もっと長く感じました。
出だしから美しい。そこからOPがはじまるので、映画館ではなくてお茶の間にいる気持ちになりました。
歌うようなモノローグにつづく映像と音楽には鷲掴みにされました。
新海さんの描く美しい日本の景色は「秒速5センチメートル」でも感じたけど、ほんとにきれいなんですよね。

山深い町で暮らす女子高生の三葉(みつは)は、ある日、男の子になって東京で暮らしている夢を見る。一方、東京で暮らす男子高校生の瀧(たき)も自分が田舎町の女子高生になる夢を見ていた。繰り返される不思議な夢、抜け落ちている記憶。「もしかして、入れ替わっている!?」 気付いた2人は、お互いの携帯にメモを残し、その場を乗り切っていく。やがて出会う事のないまま打ち解けていくが…。(公式サイトより)

コミカルにはじまり、シリアスに向かう。

ど田舎に住んでる神社の娘「三葉」 名前がかわいらしくて、おばあちゃんが「一葉」 おかあさんが「二葉」 主人公の女の子が「三葉」その妹が「四葉」 「葉」は「は」と読みます。古今和歌集の小野小町の歌が着想のひとつだったそうなので、この「葉」のつく名前もそこからきているのかなぁと思いました。

「古今和歌集」 小野小町
思ひつつ寝ればや人の見えつらむ 夢と知りせば覚めざらましを
(意訳) 恋する人のことを考えながら寝たら夢に見ちゃった。けど、目覚めたら夢だと知ってがっかり。夢だとわかっていたら目覚めなかったのに…!

その人の夢を見たときに相手が自分に会いたいと思っているのだと解するのは、平安時代じゃなかったけ。なんかそんなようなのどっかで読んだような気もするんだけども、この映画では、夢のなかで相手の体をのっとっちゃってるので、会いたいとかそういうのとは別問題でしたけども。
入れ替わることで、ふたりは互いの友人を知り、互いの家族を知り、互いの生活を知る。
都会ぐらしの男の子。田舎育ちの女の子。
共通点として、ふたりとも母親がいない。
女の子は神職の家に生まれていて巫女をしている。

映像のなかに伏線が散らばっていて、ここに繋がるのか!という驚きがある。

田舎と都会。伝統とハイテク。過去と現在。
「いま」だと思っていたのに「いま」じゃなくて、過去だと思っていたことが「いま」になる。そして、つながる。仕掛けが施されていて、それが解き明かされていく過程が面白かったです。リピーターが多いのはその仕掛けを確認したい気持ちがするから、かも。

以下、物語の核心を含むネタバレしています。
この映画はネタバレするとあまりよろしくないので、少しでも見ようかなと思ってる人は読まないでくださいね。


この物語は神職にあった宮水家が代々受け継いできた伝統儀式が功をなすという神がかりな出来事がベースにあります。代々この家に育った長女にそなわっている特殊能力です。遠く離れたところにいる異性と入れ替わることができるというもの。でもそれは夢のように儚く、目覚めるごとに夢(特殊な現実)の記憶は薄れていきます。一番失われやすいのは「名前」のようでした。
互いに経験し、互いに友情を深め、互いに恋をする。
よく知らない相手、だけど。その相手の境遇ごと恋しくなっていく。出会い系とかメル友とか類似なものはありますね。作中でも瀧の友達がそういってましたけども。
三葉の幼なじみも瀧の友人もいい人ばかりです。とくに三葉の幼なじみは三葉を信じて犯罪まがいの手段をとることにも臆さない。いや、びびってたけど運命を共有することに臆さないところがよかった。高校生だからこそ、かもですが。

三葉とその父親との関係もよかった。父親が神職から離れようとした理由が、妻である二葉を失ってしまったからで(神に祈ったって何の意味もないと思ったんだろう) 政治家になった父親に反発する三葉の気持ちもわかる。そんな三葉がどうやって父親を口説き落としたのか気になるんだけど、結果として、神託(三葉)と現実的な力を行使できる町長(父親)が手を結んだことで、町が助かる。ラストまで、それでどうなったんだよとひやひやさせられるけど、OPで成長した三葉が出てくるので、きっと死なないんだろうなと思いながら、でも町は助からなかったのか、どうなのか、他のみんなはどうなのかとラストまで気が抜けませんでした。

入れ替わっていた互いの一日のなかで日付を確認するような出来事が皆無ってのはどういうことなんだとか思わないでもないけど、互いに「いま」だと思っていたのに、実は三年のタイムラグがあった。その三年の差があるがゆえに連絡をとろうとしても互いに連絡がとれず、町の景色だけではそこがどこかわからず、特定するために覚えているかぎりの景色を頼りに、探す。そしてその町が、過去、隕石が落ちて消滅した町であることを、瀧は知る。自分が入れ替わっていたのは、過去その町で暮らしていた高校生の女の子だとようやく知るのです。
瀧がお守り代わりに手首にずっとまいていた組み紐。
代々組み紐を紡いできた宮水家。
それがふたりを結ぶ絆になる。

災害によって親しい人を失った人にとっては「夢物語すぎて共感できない」部分だと思う。この町の人たちは、代々伝統儀式をつないできて「口噛み酒」をご神体に奉納してきた宮水家のおかげで(その儀式を茶化したりする若者が増えていたというのに)助かることができた。そもそもそのご神体は1000年前に隕石が落ちた場所にある。なぜこの町に隕石が落ちやすいのか。津波のほうがわかりやすかったと思うんだけど、そこはファンタジーとして。実際オープニングの宇宙から隕石が落ちてきて雲海をつきやぶって落ちていくシーンは幻想的で美しかったし。あるいは、想像すらできないほどの災厄が突然降りそそいでくるかもしれない。自然災害として言い伝えのある土地は日本各地にある。山津波、津波、この先に家をたてるなとか、いいつたえの童歌とかに残ってはいても、その教訓は時をへると風化して、誰も気に病まなくなってくる。それに対する警告も含んでいたように思う。

個人的に。
かといって「キュンときた」とか「感動した」とか「泣いた!」とはいえないんですが、散らばっていたピースがカチッカチッと音をたててハマっていくような爽快感がありました。みてよかったです。とくにオープニングは必見です。
あと神木くんの声もよかったですよ。

それから私は気づかなかったけども、新宿駅に京浜東北線が乗り入れてるのはおかしいだろうとか、彗星の軌道がおかしすぎてツッコまずにはいられないとかあるようですね(笑) でもそんなの医療ドラマ見て、ありえねぇ!とうっかりつぶやいちゃう医療関係者とか、その運指法ちがうから!と指摘したくなっちゃう音楽関係者なんかといっしょで、フィクションだからよいのではないでしょうか(でも新宿駅に京浜東北線ってのには何か意図するものがあったのかなとは思わずにはいられない)

「秘密 THE TOP SECRET」←超ネタバレ

原作を愛読中なので、原作ネタバレを含みます。お気をつけください。
長いです。ところどころ敬称略してます。

脳内捜査(記憶の映像化)で事件を暴く----それは絶対知られたくない「心の秘密」も暴いてしまう。
「るろうに剣心」を超える最高傑作誕生! 大友啓史監督最新作! 

映画版。生田斗真が薪さん役。というだけで「ぇ、イメージ違いすぎるんだけど」と思っていたものだけど、鑑賞していて思った。鈴木役の松坂桃李のほうに薪さんやらせたらよかったんじゃね?と(背丈的にアウトだけど、それいったら生田斗真もチビとはいいがたい)
もしくは神木くん。佐藤健。
薪さんはアラフォーだけども見た目は学生さんだから実年齢関係ないし。
「Memory」誌上で対談中に「生田斗真さんと聞いたとき、ちょっと違うんじゃないかと思った」と清水玲子さんも認めてるけど(もちろんそのあとに肯定的な発言が続いてましたけど) 監督さんは「ただ外見だけ美しい役者なら他にもいるけれど、薪のような重責をかかえる人物にはそれ相応の深みが必要で、その点でも(生田斗真が)自分のなかで浮上した」というようなことを語ってました(読み返して一言一句を並べたいけど、それやると出版物なんたらにひっかかりそうだから記憶だより)←ただ面倒なだけ(本音)

でもこの原作を映像化するにあたって重要なのはソコですよ。
薪だけはビジュアルで選んでほかった…!(生田斗真ファンの人にはごめんなさい)
エキゾチックな美形なのは合ってるんですけどね…。

シャツの下に何か着こんで首を覆ってるから余計に首が太く見えるし、下に防弾チョッキを着こんでる設定だからかスーツがパツンパツンにシワ寄ってて後ろ姿が美しくないし、そもそも防弾チョッキを着てるとか首を防御しているとかその理由も含めて劇中での説明がなかったので、どうしてこんな格好してるの?という疑問がわきあがるばかり。

原作知ってると、ああ、頭以外で殺されないためだよね。
自分の秘密は隠しておきたいんだもんね。
とか、思いあたるわけだけど。
原作の薪さんは、べつに首は隠していません(そこはリアルにしたかったのか?)

近未来サスペンス。じゃないしね。
近未来じゃなくて、パラレルだから。SFだから。
まったく次元の違う世界のお話です。
いまの未来ではなく、別の次元の世界のお話。
史実が違うし、制度も違う。だから舞台は日本だけど私たちの知ってる日本とはちがう。

内容は、簡単にいうと「刑事もの」です。
被害者あるいは加害者の脳を物理的にスキャンして映像化することで「何があったのか」を知るという、日常的なプライバシーに踏みこむ捜査法を確立するために奔走する男(たち)の話でもあります。捜査方法が特殊なので警察内でも異端視されている部署が「第九」 その「第九」の室長が薪警視正です。アラフォーで警視正ってありえないんですけど。というツッコミは、飛び級が常態化している異次元日本でのことなのでスルーしてください。
映画では「近未来」設定だったので、将来的に「そうなるのね」でいい感じ。ただ映画でも西暦○年という具体的な表示はなかったような気がするし、その世界観がバラバラだったので(近代的な壮観なのに大自然あったり。スラム街みたいなアジアンチックな「ここはどこ?」な景色もあったり、死刑の方法が絞首刑ではなかったり、なんとなく日本ぽくない印象も受けるので) 違和感があって妙な感じにはなるかもしれません。 

さて、原作との違いを考えるのは無粋です。こういった実写化ものは原作とは切り離して「別もの」として楽しんできたし、この映画も、その映像美には感動した。けれど、それ以上に感じたのは、原作を知ってるがゆえにあんまりにもあんまりな気持ちになって「ええええ」の連続なんだけど、どうしよう?という焦りのようなものでした。

思いついた順に違いを列挙してみます。ネタバレありです。
左が原作。→右が映画。

青木(岡田将生)
キャリアだけどみずみずしいほどの新米さん。→キャリアのエリート捜査官で経歴も輝かしい新人さん。
薪警視正に全幅の信頼を寄せる犬っころ。→とくに強い印象がないほどの距離感なのに薪警視正のお気に入り。
家族を殺されるのは「第九」で働いてから。→家族を殺されたことで「第九」に入ることを目標にしていた。
父親は病死。→父親の介護をしている。

薪(生田斗真)
部下にいいたいほーだい嫌味連発。頭の回転が速い。→部下に怒鳴り散らすような性格ではない。

MRI捜査のしかた。
脳が保存されていればいい。死体ごと冷凍しておく必要性なし。→死体は冷凍保存。捜査官の脳を経由して映像化するため捜査官の負担が大きい。あれなら捜査官使わないで囚人とか使えよとか思うし。

第九。
セクションとして存在している。疑問視されている一番の理由は第九の捜査官が凶悪連続殺人犯の脳を見たために精神に支障をきたして自殺したり、あげく正当防衛とはいえ上司が部下を殺害するにいたったことに対する懸念が大きいから。(つまり薪室長は監視対象になっている。またこの事件は公然であり秘匿されていない) 「第九」の成果は評価されているため「第九」預かりになるのは猟奇的な事件が多い。→「第九」は捜査機関として確立しておらず、捜査してもまっとうには扱われていないもよう。薪が過去に親友である部下を射殺したことは現在の部下たちには「秘密」になってるぽかった。

他キャラも名前だけ同じで別人とか、キャラ設定の違いはことごとくあります。たとえば雪子さんは青木に向かって「剛くんは私の婚約者を殺したのよ」なんてことは絶対にいわないキャラだし、天地はあんなに有能な部下ではないし、暑苦しいほど熱血な叩き上げの刑事はいない。あえていえば岡部がそうだったけど、薪室長の片腕ともいっていい存在になってるし岡部は空気みたいな存在として映画版のなかにもいたから、性格だけ別キャラに移行した感じ。
あと暑苦しい熱血刑事が口走る言葉の大半を、原作では青木がいっている。
つまり映画版のオリジナルキャラは過去の岡部+青木のセリフを組み合わせたみたいになってました。このキャラ必要だったのかな?と感じたキャラは他にもうひとり。リリー・フランキーが演じたダークっぽいカウンセラーです。

でも細かなところは短時間でまとめるために必要だったとして。
どうにも首を傾げてしまったのは、青木の設定です。
このシリーズの根幹を覆してしまうほどの「違い」でした。とくに青木の家族が薪と知り合う前に惨殺されていたという設定。約2時間の映画でキャラに肉付けするにはこの設定が必要だったのかもしれませんけども、この設定のせいで「青木の家族を殺した犯人は結局わからずじまい? いったいなんだったんだ、あの設定」と原作を知らない人に疑念を抱かせてしまうことになっちゃってます。そうでなくても中途半端な感じは否めません。
あそこはそのままにしてほしかった。むしろ青木の家族はふつうの家族のほうがよかった。
実際、第九に勤務したとき青木の家族はごくふつうの一般家庭だったんだから。そんなあたりまえの家族にふりかかる惨殺事件だからこそ衝撃的であって、痛いんですよ。
原作では、あの惨殺事件はこのシリーズの最終話に通じる要の事件でした。
青木が第九に配属されなければ、薪に出会ってなければ、薪にまるで家族のように思われていなければ発生しなかった事件だったんですから。もちろん犯人は明らかになっているし、国家的な機密にもつながってました。
それこそ薪が脅迫されるほどのトップシークレットでした。
だからこそ薪は防弾チョッキを身につけて「殺すなら頭を撃て」というのです。
自分の脳にある機密を誰にも見せたくないがため、です。
そして薪はだからこそ家族や大切なものをつくらないようにしている。
でもそうはいっても大切なものはできてしまう…という苦しみやせつなさがあったりするのです。

原作を知らなければすんなり見れたのかもしれない。ふたつの事件が平行していたり過去と現在がいったりきたりするのでわかりづらいかもしれないけど、それはそれとして受け入れられたかも。
でも、絹子はなぁ。絹子の造形は貝沼と絡ませたがために、よくわかんなくなっちゃってたなぁ。あれだと、結局、絹子は、ふつうの子だったのかサイコパスだったのか、なんであんなふうになっちゃったのかわからないままですよね。

映像は美しかったです。
とくにラストシーンで流れる映像は、原作で見たときから映像として見たかったから、見れてよかった。犬の視点で見た美しい世界の記憶。そこに映りこんでいた絹子が、ふつうの女の子っぽく笑ってるのを見た時は、つまり貝沼に影響されなければ素直そうなふつうの女の子だったんだよということなのかと思ったけれども。

原作では絹子と貝沼につながりはありません。

絹子がああなってしまった原因は死刑囚の父親にあります。父親もそれを悔いているからこそ絹子のかわりに絞首刑に服すのだから(原作では絞首刑、映画では薬だか電気だか絞首刑じゃなかった)
そこが描かれていないから、絹子って、結局なんだったの?ということになっちゃう。
絹子は絶世の美少女です。映画版はエロスのほうがまさってる感じだったけど、儚い感じの美少女です。なにせ清水玲子さんの絵ですから(笑) ちょっと気が強い。けど、きれいな少女です。
ただ異性を憎んでいます。父親から受けた性的虐待のせいです。
映画版では絹子が誘ってるみたいになってました。

この映画。最初にどぎつい性暴行の事件が被験体になってるので、仰向けに無造作に全裸で仰臥している女性の姿がなんともいえず、むごいです。そのまわりにモノを扱うように群がる検視官はともかく刑事がいて、被害者のプライバシーもへったくれもなく体に残っている事件の証拠についてしゃべったりする。そしてその女性の脳をつかって記憶を映像化し、その生々しい事件の様子が画面に大写しにされるのですよ。すごい技術だけど、これはいやだわぁと素で感じた。
この導入部だけで、あれ、これ、こういう映画なの!?ってびっくりした人いると思う。

PG12になってるのは、この酷さのせいか。

清水玲子さんは絵がきれいなのでごまかされてしまうけど、描かれていることはいちいち酷いです。この映画を見て、ん?と思った人は、漫画がきらいでなければ、とりあえず1巻だけでも手にとってほしいな。基本、1巻ごとの読み切りなので読むの楽ですよ。最終話に向けた9巻から12巻だけは続いてますけど、ほかはその巻で事件は解決しています。だから巻ごとに本の厚さが違う^^
おもいっきりネタバレしといて何じゃですけど、ネタバレされたうえで読むのもオツですよ…!

抗菌石けん

就職したてのとき医院で使用している石けんは「薬用○ューズ」でした。これが痛くて、アトピーの手にはやさしくなくて、とても堪えられなかったので牛乳石鹸とか植物石けんとかにとりかえたことを思いだしました。

アメリカで抗菌石けん発売禁止という記事を読んで…。
すべてではなくて「トリクロサン」「トリクロカルバン」という成分が入っているもの限定のようですけど、この成分、いろんなものに入ってるってことに調べてみて気づきました。コラュージュ○ルフルのリキッドソープにも入ってる。抗菌作用のあるものは以前から苦手ではあったんだけど、アレルギーを誘発しやすいそうです。夏になると、マラセチアアレルギー予防のためにフルフル使っていたんですけど(たまに) さっぱりして気持ちいいんですよねぇ。日本でも規制が入るようになるのかな。
欧米は環境ホルモンにうるさいから、そういうのが禁止になりやすいですね。
マーガリンとか。

とりあえず…様子を見たいと思ってます。

「シン・ゴジラ」←ネタバレ

私はこの映画をネタバレ感想を読んでから見に行きました。でなかったら見に行ってなかったです。まったく内容を知らない人は、ネタバレ感想を読んでみたらいいと思います。ただの怪獣映画じゃないから。
予告ではね。よく目にしていたんですよ。劇場で。なんとなく「クローバーフィールド」みたいだなと思ったりしてました。クローバーフィールドの感想は、コチラ

この映画は、日本近海に突然生じた異変に対して日本政府がどういう対応をするかというシミュレーション動画のようでした。会議だらけです。いちいち会議室に移動したり「こんなことしている場合じゃないのに」と思いながらもそれをしなければどうにもならない状況がやけにリアルです。とくに有識者会議には笑いました。
でも最初に上陸したときのゴジラは深海魚みたいでなんかすごくちゃちくてかわいかったです。なんだこれ、ゴジラじゃないじゃん。と、思ったら、すさまじいスピードで進化していくという設定でした。エヴァンゲリオンの庵野秀明が総監督と脚本、進撃の巨人の樋口真嗣が監督と特技監督を務めてます。
フルCG。
破壊されていく街並みがリアルだったのでおそろしかったです。
以下、ネタバレ。

主演は長谷川博己。好きな俳優さんです。滑舌もよく聞きとりやすいので政治家向きだなと思いました。米国側の使者としてやってくる日系アメリカ人を石原さとみが演じてます。アメリカが祖国。日本は「おばあちゃんの国」だけど、愛着はある。だから自身の政治生命を賭けてまで、日本を守ろうとする。祖国アメリカを守るためだったかもしんないけど。
アメリカ版のゴジラ(古いほう)は怪獣ではなくて恐竜だった。ハリウッド映画は未曾有の脅威に立ち向かうとなると不思議なくらい気軽に「核弾頭」を使おうとするんですが、それをこの映画では揶揄っていたようにも思えた。

もともとゴジラは、反核の象徴のようなもの。なのに、それを倒すために核を使う。核をエネルギーにしている相手に核を使う。まあ、目には目を的な…? 蒸発しちゃうだろうしね。でも東京に核を落とすなんてとんでもないことだと思うんだけど、絶対的な脅威がそこにあるなら排除するのも当然なのか。国際社会的にもそうすれば支援の輪がひろがるだろうという政治判断もあったり、アメリカからの圧力があったり。アメリカを「かの国」と呼び、戦後はずっと属国だと断言する。
アメリカの(爆撃)計画書を見て「ゴジラよりひどいな」とつぶやく。ゴジラは核燃料の廃棄物質を喰らって突然変異したいきもので、驚異的スピードで進化していく生物学的には上位にある生体として、その核エネルギーを軍事転用できるものとして「研究したい」と考える人たちもいる。けど、このまま進化すれば翼が生えて空を飛んで大陸間を行き来することになるとなったら他国も黙ってはいません。放射性物質が風にのって世界をめぐるとなったら他国が黙ってなかったように。
実際、ゴジラは放射性物質を吐き出すいきものですしね…。
でも日本もただ黙って従うだけじゃない。
他の方法をしっかりと考え実践しようとし、また実践する。
東日本大震災を思いだしました。
ゴジラが福島原発のよう。
そのときどきの政治判断や現場に向かう人たちの決意のようなものがないまぜになって、途中じーんときました。相手はゴジラだし、口からレーザービームみたいの出すし、背びれからも尻尾からもビーム出してビルとか真っ二つにしちゃうという、えらい騒ぎだし、まるで破壊神のようだった。けど、核弾頭を落とされるくらいならという意気込みで全力をつくす人たちに感動する。インフラめちゃくちゃだけど。東京駅もなにもかもめちゃくちゃだけど。
もともと復興しインフラを整えて立ち直ってきた国だといわれれば、そうだったなと思ってしまうあたり災害慣れしているんだかなんだか。たとえばトップが突然いなくなってしまっても、すみやかに次の誰かがトップになる国でもある。代替のきくトップ。それを支える人たちもまた代わりがいる。絶対的存在がないというのがおもしろい(のか) とはいえ決定を下すのは総理大臣。責任をとるのが政治家。「ゴジラを殺せ」とデモをする人たち。その中で疲れきって眠ってる人たち。それこそ不眠不休で働きつづけている人ばかりなのに、国民の目からしたら「何もしていない」ように映ったりするんだろう。

そしてゴジラがいったん姿を消せば、人々はまた日常に回帰する。
避難しろといわれてもすぐに避難することができなかったりするなかで、人が残っていても時間がくれば構わずに爆撃すると伝えてくる国連の多国籍軍とか。こわっ。

会議での話し方などもリアルでした。
取材協力とか堂々たるエンドロールの顔ぶれに感心しました。
すごかった。

え、ゴジラ? 興味ないし。って人には「未曾有の危機に直面したとき日本政府がいかに後手後手にまわってしまうかがわかる映画だよ」といえば、もしかしたら興味もってくれるかも?というか、平日の何のサービスデーでもない映画館の座席がうまっていたことにびっくりしたんだけど、ロングランヒットしちゃうのかな、もしかして。
ロングランになって話題になれば、じわじわと観客数が増えるかもしれない。

脅威は完全には過ぎ去らず、オブジェのように佇む姿は勇壮で、ふたたび動きだすときがくるかもしれないラストには薄ら寒いものがあったけど、エンドロールが流れるまでの無音状態が、実はいちばん怖かったです(お腹の音がなってしまいそうで!)

最後に。
この映画が興味深いからこそ感じたこととして、ゴジラがかわいそうだった。ゴジラは核の廃棄物のなかで生き残るために進化した生体であって、ただ海を渡って陸にあがって歩きまわっていただけなのに、攻撃されたから攻撃し返してるだけなのに、害獣扱いです。いや、害獣なんだけどさ。ただ歩いてるだけで破壊しちゃいますし。
ただ、私が知ってるゴジラには哀愁が漂っていたと思うんですけど、今回のゴジラはおそろしい怪獣でしかなかったなぁ。人から見たら、そうとしか思えないものですけども。
機会があれば、またみにいくつもりでいます。リピーターか。

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