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プリンターが壊れました。

なんかいつもこの時期な気がするんだけど、とりあえず12月になってから異変に気づかなくてよかったかもしれない。久しぶりに起動したら、起動するのに「エラー表示」が出て、先に進まない状態に。何もできない。ネットで調べたら本体に何かつまっていてインクカートリッジのベルトが動かなくなっているのかもとかあったから本体内を覗いてみたけど、べつに紙がつまっているようには、まったく見えない。
それから取扱説明書をひっぱりだして読んでみたらエラーコードを見るようにとあったので見てみた。「5011」
電源プラグを外して電源入れ直してみるように。と、あったので、やってみた。変化なし。何度かやったけど変化なしだから、本体内でトラブル発生して、もう修理しか道がないらしい。
ちなみに去年の暮れに買ったばかりのCanon Pixusです。本体価格はめちゃ安い。インクカートリッジのほうがよっぽど高かったという代物。やっぱり安いのはダメなのか? いやしかしここ最近、どうもハズレがあたる率が高いから(スマホもPCも修理に出したり取り替えてもらったり) このプリンターも取り替えになるかもしんないな。なんの前兆もなく壊れたので、何をやったらダメなのかすらわかんないんだもの。で、保証期間すぎてから壊れたらどうすんだ。修理代のが高くつくだろうな。なにせ配送料はこっち持ちだし(ものが違うからなんともいえないけど、PCのほうは無料だったのにな)
配送料として1620円いただきますがよろしいでしょうか。と聞かれて、もし「ダメです」といったら、その場合はお客様にお手続きをしていただいてーとなるんだろうか。あれ、そうしたら着払いもOKだったんだろうか(そんなことなさげだけど)
うーん…。
修理されて戻ってきたのがまた短期間で壊れるようなことになったら、私はもうここの商品は買わないかもしれない。そもそもずっとEPSONだったのに、ちょっと浮気したんだしね…。

アトピー商法と脱ステロイド

「と」でつなげるものじゃないんですけど、脱ステロイドを経験したことがちょこっとだけどあるので、いまあえていいたいのは「適切なステロイド軟膏の使用はアリだよ」ってことだったりするので、ちょっとつらつらアトピーと治療のこと書こうかと思います。まずアトピっこは、自分の肌がとても弱いのだということを受け入れなくちゃいけないんですけど、一生、薬を飲まなくちゃいけないのかとか。できるだけ薬なんて飲みたくないし塗りたくないとか。アレルギーごときでなんでそこまで…とか。なんでこんな肌に生まれてきたんだ。お金がかかってしょうがない。とか、思っちゃうのですけども、いま現在、ひどい肌の状態であるなら尚のこと、適切な治療を皮膚科で受けなくちゃいけません。

けど、アトピっこは、それこそ厭というほど自分の肌とは向き合ってきているし、いろんなことを試しているし、皮膚科にもかかっている人がほとんどなので、皮膚科に通院していても、肌の状態がめちゃくちゃ悪いのに同じ薬しか処方してくれなかったり、あんまり肌の状態を確かめてくれなかったりすると、皮膚科医に対する不信感が芽生えてしまうし(そもそも子供のときから皮膚科を転々としているから、どこも同じだと諦めてしまうしで) ついうっかり民間療法とか「こうすればアトピーは治る」みたいな煽り文句に誘われて、浄水器の購入を検討したり、水を買っちゃおうかと思ったり、効果のあるといわれているサプリを片端から注文してしまったり、保湿力のすぐれた化粧品のトライアルキットを買いあさってしまったり、サプリとステロイド軟膏の併用でネット診療して処方しますよ系にハマりそうになったりするんですよ。ネット診療とか処方とかはすべて自費です。でないと健康保険法にひっかかるし、医療行為としてはどうなんだろうとは思うけど、自費ならすべてokなのかも。今回「相談」までしちゃったけど、それをお断りしたのは、今回のカブレの原因がヘアマニキュアだと確定できたからで、そうでなかったら一回くらいは頼んじゃっていたかもしれない。ヤバイです。ネット、手軽すぎ!(ネットのせいにしちゃいかん。もとから誘惑に弱くて忍耐力がない私がいけない。うん。わかってる)

脱ステロイドはつらいです。経験あるからわかる。アトピーはそもそも「悪い状態」と「よくなったかな?状態」をくり返すし、いい状態が続いていても何かをきっかけにしていっきにぶり返すから。そもそもアトピーじゃなかったらステロイド軟膏を長々と使ってないし、ステロイド軟膏をちょこっと塗って完治した人はアトピーじゃないです。あと「こどものアトピー」と「大人のアトピー」は違うと思う。小さいときのアトピーは成長とともに治ってしまうのがほとんどらしいし(自分がそうじゃなかったし、私の知ってる人もそうじゃないから、ほんとにそうなのかわかんないけど) 大人になっても治らなかったアトピー(あるいはおとなになってから発症したアトピー)は、一生モンだと思ったほうがいい。これが根治できたらすごいよ。アレルギー疾患が根治できるなら、こんなにいいことはないです。花粉症だったけど、なぜか治った。とか、たまに聞くのは、根拠が無いながらも「腸内環境の改善」がアレルギー反応をやわらげているんじゃないかとはいわれてるから、こどもと高齢者は未発達であることと老化したことで腸内細菌のバランスが悪化してアレルギー反応を起こしやすくなるのかもしれない。
…って、高齢者になったらアレルギーひどくなるかもしれないんだな?
年とったら免疫力が下がるからアトピーが楽になったらいいなとか思ってたんだけど。
まぁ、しょうがない。いいたかったのは、脱ステロイドができたとしても、それは一時的なものかもしれない。って、ことと、そこにたどりつくまでの壮絶な状態を続けるくらいなら、適切なステロイド軟膏の使い方をしたほうがQOL(生活の質)はよくなるってことと。そんな状態を何年も続けるなんて、もったいなさすぎる。ってことです。

アトピー性湿疹は、アレルゲンに接触した部分が、赤くなる→水疱になる→痒くなってひっかく→細菌感染して膿む→痒くなってひっかく→じゅくじゅくした状態が続いて出血する→かさぶたになる→カサカサになる→皮膚が剥がれて落ちる→正常な状態なら完治する。はずが、また赤くなって…という状態を何度もくり返します。そればかりかそんな状態が長く続くと最初に湿疹になった場所から遠く離れたところに湿疹ができて、やがて全身にひろがります。
たとえば手の湿疹から始まったとして、遠く離れた足に湿疹ができ、背中にでき、お腹にでき、太ももにできたかと思ったら上腕部にできる。といった具合に、左右対称に出てくるんです。不思議なくらい対照的です。どちらか片方だけの湿疹はアレルギー性の湿疹ではありません。何か他の湿疹です。神経性とか湿疹にもいろいろあるんですよ。
とはいえ私は右側のほうが重くなることが多いです。左右に出るけど最初に出るのは右側です。右手のほうが握ったり使ったりしているからでしょうけども。つまり手が一番荒れやすい。

脱ステロイドはこの湿疹の経過を、なんの対処もせずにほうっておく行為です。脱ステロイドと同時に脱保湿をしたら肌がゾウみたいに硬くなります(経験ありますよ) ふっくら感が消えて、硬くてハリのない凸凹した肌になります。それを脱ステロイドをおすすめする記事などには「ステロイドの毒のせい」「ステロイドの副作用」「リバウンド」あるいは「好転反応」というんですが、好転反応って言葉、私はキライです。毒を出すとかアンチエイジングって言葉も、キライ。肌で感じて、そう思うようになりました。「肌にやさしい」とか「天然成分配合」とか「ノンケミカル」とかロクなことないし…。とにかくアトピー肌に刺激は禁物。チクチクした服。アルコール類(飲むより塗るほう。化粧品とかに含まれてるアルコール) 強酸、強アルカリ、熱いお湯、長湯、そして、乾燥。つまり過度なお手入れは、かえってよくないということになる。
洗浄剤で悪化することの多い私は、いまになってようやく「ダブル洗顔(クレンジング+洗顔フォーム)」をやめました。顔にできる湿疹の原因はいつもクレンジングだったんですよね。思い切ってやめてみたら楽になりました。もともと薄化粧だからクレンジングなんて必要なかったようです。金属アレルギーがないことがはっきりしたので、いま使っているのはミネラルファンデーションです。酸化チタンで刺激を感じる人もいるので、すべてのアトピー肌に大丈夫というわけではないですけど、私には合っているようです。肌の手入れはワセリンのみ。朝だけ化粧水(ローズ水)
安上がりです。
ミネラルファンデは決して安くはないですが長持ちするのでコスト的には助かります。

ステロイド軟膏の副作用は、皮ふが薄くなる。皮ふが萎縮する。です。
顔。とくに目の周りに長期連用していると白内障、緑内障の危険性も高まります。薬を塗った手で目をこすったりするのは絶対にダメ。←私、よくやってたかもしんない。
免疫を抑制するので細菌感染しやすくなるというのも副作用のひとつ(にきびができやすい) つまり、にきびのできたところにステロイドを塗ったらにきびが悪化します。じゅくじゅくしたところにステロイド軟膏を塗ると痒くなります。でも掻けないように綿手袋+プラスチック手袋しておくと、薬が効いて治ってくるから、塗ることそのものは間違いじゃありません。

強いステロイド軟膏を適切に使用しないで乱用すれば副腎皮質の萎縮が起きます。でも大量に短期間に塗った場合にかぎります。1日にチューブ2本(10g)くらいじゃどうってことありません。
まれにステロイド軟膏そのものでかぶれることがあります。副作用というよりも接触性アレルギーです。かぶれた場合は塗ったところだけが見事に赤くなっていかにもかぶれた感じになります。

皮ふの状態がよくないのにステロイド軟膏を急にやめた場合、それまで抑えられていた症状がいっきにまたぶり返してしまいます。このことを「リバウンド」というのが、脱ステロイドの考え方です。でもそれはアトピーが悪化しただけです。脱ステロイドをした2年間でそれを味わいました。自分には脱ステが向かなかった。根性なしだから。とか思ったけど、あらためて感じるんですよね。あれは嘘だって(個人の感想ですよ/笑) それを「好転反応」だとか「毒が出てる証拠」とかいうのは、いわゆる一種のまやかしなんだと、落ちついてみればわかることでも、つらいときには何にでもすがっちゃうんですよね。ちょっとでもよくなるならばと試したくなってしまう。ステロイド軟膏のせいにしたくなるのは、ステロイドのせいで湿疹が悪化しているならステロイドをやめることで正常な肌になれるかも!という夢を見てしまうからです。

今回、私の肌は半年にわたってひどい状態になってました。皮膚科に通院しているのに、です。柔軟剤のせいか洗剤か石鹸かと原因探しをしてもよくならず、むしろ悪化して、皮膚科の先生に「あれ、どうしたの。汗疹? 悪化してる?」と聞かれ、いやだからずっとそういってるじゃんとイラッとしてたら、頭皮から全身がかぶれているんだということが判明して(だから美容院に行くたびに悪化してた。関連付けてはいなかったけど) いったんこうなったら落ちつくのに1ヶ月かかるといわれて、そのわりには処方された薬がいつもと同じだったので(なんでだろ) 母親に引っ張られるようにして別の皮膚科に通うようになって今に至っているんですが、
それから1ヶ月も経たないうちに、ちょっと痕が残る程度に肌は回復しました。先生には「優秀だね」と褒められました(褒められると嬉しい/笑) やったことは、それまで通院していたところと同じです。考え方そのものは同じなんですよ。たぶん何年も通院していると「またいつもの」という感じになっちゃうのかもしれません。

私の場合、もちろんアトピーなんだけど、それは「かぶれやすい」「肌荒れしやすい」ということで、そうなるきっかけのようなものは絶対にあるんです。大人アトピーはたぶんみんなそうだと思う。なにか原因がある。薬を塗っても治らないなら「治りません」って皮膚科に行かなくちゃいけない。でも皮膚科の先生はあたりまえだけど自宅で患者さんがどんな肌の手入れをしているかまではわかりません。だからこそ皮膚科に通院しているときには、皮膚科で処方された薬以外のものは肌につけないようにしたほうがいい(ハンドクリームでかぶれていたのに気づかなかったことあるし)
あと肌への刺激を抑える。
熱いお湯に浸からない。チクチクした服を着ない。あとは石鹸とかの洗浄剤を低刺激のものにする。柔軟剤は避ける。柔軟剤に関しては、洗剤だけだとゴワゴワしてかえって顔を拭うときに痛かったりしていたんですが、柔軟剤がわりに「塩化ベンザルコニウム」を使うといいとアトピ仲間に教えていただいたので、塩化ベンザルコニウム(ヂアミトール)なら職場にあるし試してみるかなとやってみたら、思いのほかよかったので薬局で購入して継続してます。
ベンザルコニウムなら、職場の手指消毒でも使ってるから、かぶれないの知ってたし。柔軟剤ほどじゃないけど柔らかくなるんですよ。もともと殺菌力あるから臭い消しにもなる。細菌繁殖、抑えてくれる。無香料だけど液体そのものに特有のにおいがあります。手指消毒のときには100倍希釈していますけど、洗濯のときは柔軟剤を入れるところに原液をセットして使ってます。簡単だし、柔軟剤より肌にやさしい感じ。

それはともかくとして。
今回、皮膚科でやった治療内容と経過をメモ。
アトピ歴が長い+医療関係者ということで、私の場合、ある程度の知識があること前提での処方を受けました。

内服薬/
クラリチンとキプレス(抗アレルギー剤コンビ) ビオチンとミヤリサン(ビタミンHと整腸剤コンビ)。これはまだ継続服用中。一生飲んでても大丈夫だからといわれたけど、クラリチンとキプレスはできることならやめたい(と、思っている) ビオチンとミヤリサンは続けていきたい。今回まじめに飲んでわかったけど、私には必要みたいだから。

外用薬/ステロイド軟膏を最強クラスから徐々に弱くしていく治療法
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最強--「デルモベート軟膏」(大人連続使用1週間が目安)
全身塗布3日/ひどい箇所のみ5日 連続使用
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非常に強力--「アンデベート軟膏」(大人連続使用1週間が目安)
全身塗布5日/ひどい箇所のみ7日 連続使用
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強力--「プロパデルム軟膏」(大人連続使用2週間が目安)
全身塗布1日/ひどい箇所のみ3日 連続使用
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中程度--「ロコイド軟膏」(大人連続使用2週間が目安)
全身塗布12日め
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手足のみ、デルモベートに戻ってランクダウンしたりしてました(なかなか治りません。手と足の一部だけ) 使用感として「プロパデルム」の効きがよくない感じがして、かえってその下のランクのロコイドのほうが効いてます。なのでロコイドに移行するのが早かった。ロコイドは顔にも塗れるクラスのステロイド軟膏。
連続使用14日すぎたら1日おきに塗るようにしてプロトピック軟膏との併用に踏み切ろうかと思ってます。めざすところは、全身保湿と週2でプロトピック軟膏を予防的に塗る状態にすること。

おかげでザラザラしていた肌も今はサラサラしています。赤く爛れていたところは痕だけになりました。脱ステロイドでは色素沈着がステロイド軟膏のせいにされていることが多いですが、ステロイド軟膏を適切に塗っていれば色素沈着が薄れるのも早いです。色素沈着は掻いて刺激してしまったせいというのが真実。ひどかったときから1ヶ月もまだ経ってませんが、痒くてたまらないという状態は脱してます。湯船にも入れるし、軽い運動もできます。←汗が刺激になって痒くなるから避けてた。アトピーは汗をかくのが下手なので、汗腺を鍛えるとアトピーの症状が軽くなることもあるようです。でも肌の状態がめちゃくちゃ悪いときに無理をして運動をすることないと思います。
治らないのにはなにか原因がある。とりあえず治らないのに薬を塗り続けるのはよくないんですね。ひどくなると「ああ、そういえば」と思うんですが、喉元過ぎると忘れちゃうので何度も同じあやまちをくり返してしまうんだなぁ。

なので、とりあえずメモ。
未来の私が「ああ、そうだった」と思いかえせるように(笑)


「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」

ハリウッド女優からモナコ公妃になったグレース・ケリーのお話。おぼろげにしか知りません。どこにでもいるただの女の子がおとぎの国のお姫様になったというディズニーばりの物語の「その後」みたいな描かれ方をしていたけど、グレース・ケリーはただの女の子ではなくてセレブな才能と美貌あふれるハリウッド女優でした。
映画は最初に「この物語は史実に基づいたフィクションです」というお断りを掲げています。歴史上のお話を描くのにそんなテロップをいちいち流さなくなった昨今ですが、そう記しておかないと「やばい」内容なのでしょう(と、勝手に解釈してみた)
感想は、いろいろと中途半端。つっこむとしたら一言。「そこはフランス語で!」
キャッチコピーは「世界を揺るがした、一世一代の大芝居」

以下、ネタバレ。

グレース・ケリーにはその人生から生まれた名言が数多くあるのに、それが映画のなかであんまり活かされてなかった。結婚生活についてはそのままだったけども。「結婚することは人生の最終目的ではありません。うまくいくために努力しなくてはならないのです」「幸せとは平和を感じること」「どの結婚にも嵐のようなときがある」「結婚には妥協しなければならないこともあるわ。お互いに物事がうまくいくように努力しているの」「自分の直感や第一印象を信じなさい」「王族とは継続性の象徴」「母親は娘たちにとって一番の親友にはなれない」 王族とは継続性の象徴(大切なことだから二度いった)
この映画にはそこの感覚が欠けている。
歴史映画や伝記映画ではなく、自らの人生に揺らぎながら自分を見失いながらも懸命に生きるひとりの女性のヒューマンドラマを描きたかったのだそうだ。だからこそ「フィクション」と銘打ち、モナコ王族からのクレームにも対応しなかったのでしょう。何故なら、この映画は「歴史映画」でも「伝記映画」でもないからです。

モナコ公国は現在はフランスの保護国となってますが、欧州が覇権争いをするたびに外敵に脅かされつつも独立を保ってきた小さな国です。美しい景観をもっているので観光地として外貨を稼いできた。モナコには軍隊がありません。現在も有事のときにはフランス軍に保護してもらうことになっている。グレース・ケリーが嫁いだころのモナコの保護国はフランスだったけど、そのフランスにはド・ゴール政権があって(第二次世界大戦後の植民地(おもにアフリカ)における独立運動など)アルジェリアの入植者(フランス人)と原住民との紛争のなか資金調達のためにモナコに「企業に税金を課せ。でなければフランスになれ」あるいは「税金を払え」と強権的に軍事力をもって従わせようとしていました。この映画は、そのモナコ公国の亡国の危機に、みごとに立ち向かう公妃グレース・ケリーの姿を描いた映画です。

そのなかで、この映画のグレース・ケリーは決して幸せには見えない。大公は国の危機に直面していて忙しく、グレースとはすれ違いの生活をしているし、グレースは「公用語も話せないアメリカ人」として冷たく接せられているし、国民の支持も受けているとは言いがたい。公用語というのはフランス語です。国民はモナコ語、英語、イタリア語など。こどもたちが生まれてるということは嫁いで何年か経過しているのに、グレースはどうやらモナコの公妃としての教養や立ち居振る舞いすら習ってはいなかった模様。同じ国出身の神父のおかげでアメリカ語での会話で心のうちを聞いてもらうことができていたのが、むしろダメだったのじゃないだろうか(史実はどうだかわかんないけど) その神父が「国に帰る」ことになったとき、グレースは「あなたがいなくなったら私は何を心のよりどころにすれば…」と嘆き悲しみます。泣き崩れます。グレースの心の弱さがあからさまになった瞬間でした。
そこで神父はいうわけです。
「あなたは人生最高の役を演じるためにモナコに来たはずだ」
誰もが人生を演じている。そのなかで君の役は最高だと諭すわけです。それまで彼女は女優業をあきらめきれていなくて「銀幕への復活」さえ望んでいたくらいだったのですが(ヒッチコックからのオファーに心が揺れていた) その瞬間、モナコの公妃という役柄を演じきることを決意して、ようやく(!)モナコの歴史やモナコの言葉、市井の人たちとの交流、公妃としての立ち居振る舞い、王族としての伝統などを知り、身につける努力をはじめるのでした(演じるために必要なのは、知ることから) そうして公妃として理想的な妻を演じることで疎遠になりかけていた大公との関係も好転するのです。

この映画の大公は「仕事熱心だけど頭が堅くて政治向きではない」男に描かれていますが、実際のレーニエ三世は、モナコ公国を観光だけに頼らない国にするために、あらたな財源としてカジノを誘致運用し、多くのスポーツ大会(F1グランプリだけでなくテニス、世界ラリー選手権など)を誘致継続支援し、無税にすることで多くのフランス企業を誘致しています。この映画のなかでもその企業誘致が問題になってド・ゴールが強権に出てきたということにはなってましたけども、そういう経済政策によって国を具体的に救ってきた大公なので、この映画のようにグレースの力だけで危機を脱したわけではもちろんないです。けれど、そこはフィクションですから、グレースを華々しく彩るためならば、もっと華やかに! フィクションとハッキリとわかるくらいに派手に!虚構すればよかったのにと思いました。

クライマックスでのグレース・ケリーの演説は一世一代の大芝居といったものではなく、愛を説くものでした。一世一代の大芝居というのは、そのまま「モナコ公妃という役柄を演じきった」ことだと解釈できるし、それをきっかけにして自分が変わることで周囲との関係が修復され、自分を肯定することで幸せになっていく、ひとりの女性の生き様を描いているともいえるけど、あの演説を聞いたときに感じたのは……
「そこはフランス語で!」
でした。
一生懸命フランス語を習得しようとしていたのにどうして英語なんだよ…。ド・ゴールに対する言葉でもあるんだから、そこは公用語のフランス語で話そうよ! つたなくてもいいから。と、思ってしまいました。だから史実では英語だったんだろうな、きっと。そこは変えられないところだったんだろうなと思いましたが、帰宅してから検索してみたら「公的文書や記録にはこのような演説があったという記述ない」のだとか。そこがフィクションだったのなら、フランス語にすればよかったのに。フィクションなんだから「その当時のグレース・ケリーはフランス語を話せなかった」とつっこまれたって、どうでもいいじゃない。史実に基づいたフィクションなんだから。と、思った。
そもそも「あんな甘たるい演説」で戦いがなくなるなんてありえない。こっちのがよっぽどおとぎ話だと感じてしまったのが残念でなりません。王族とは継続性の象徴。モナコ公国ではなく日本と考えた場合、天皇は継続性の象徴と考えたら、そこにグレース・ケリーがいるということ。グレース・ケリーというアメリカ女性がモナコの次世代のプリンスを産んだということ、そのものに意味がある。それだけで重大な意味があって、役割がある。(まあ、日本でこんなことが起きたら国民がどんだけ反撥するか考えるだけでめんどくさいですけども、) 実際、当時のモナコは跡継ぎがいなかったらフランスに接収されてしまう運命だったから男児出産したグレースはそれだけで大手柄だったのですよ。王宮の使用人たち、国民たちがグレースの気品とモナコを愛する心に触れて彼女を受け入れていき、クライマックスの演説はフランス語で、自分はモナコを愛してる。私がモナコだ。といいきったならば、感動的だったかもしれない。
大公の姉、アントワネット公女が自分の息子を後継者にするために大公の失脚を狙っていたという陰謀は、史実かどうだかわかんないけど、モナコ王族がそこにクレームをつけなかったということは、むしろ史実なのかもしれないなぁと思ったけど、グレースってこうだったんだ。こんなことがあったんだ。というふうに、まるごと史実だと思いこんではいけない映画ではあります。伝記でも歴史でもない、これはフィクションで、ヒューマンドラマ。
歴史上の人物を描いた作品に虚実いりまじっているのと同じ。

それとは別に、グレース・ケリーを演じたニコール・キッドマンは美しかったです。実物よりもきつい顔立ちだから、どうしても高慢に見えてしまうし、公妃というよりもアメリカ人という感じが抜けてなかったけども、美しかったです。

エボラ出血熱の感染力って…

半端ない…。とりあえず同じような体液感染という意味では肝炎ウィルスよりずっと強い。ノロウィルスより強いっぽい。どんなにやっても防げないという意味ではインフルエンザに近いのか。インフルエンザウィルスは飛沫感染だけど(そして私は流行時にインフルエンザに罹患したこと実は一度もない) 医療先進国で防疫チームをつくって完璧に防御していた筈が感染してしまったとか、しかも看護師ばかりだし、針刺し事故でもないとなると医療従事者の危険性が高まります。
せめてワクチンができれば…(とはいえワクチンは100%感染を防いでくれるわけじゃないけど) そういえばエボラに罹って治癒した人の血清(抗体)を輸血することで持ち直したとか治癒したとかテレビで見た気がするんですが、それってなんの意味もないといわれてなかったけ。ドラマとかコミックとかではよくやってるけども。結局、いろんなことを試しているから何で効果が出たのかわかんないんだろうな。それだけ一刻を争うわけだし。

テレビでやっていたそうだけど、防護服の脱ぎ方とかなんとかかんとか。手袋とった手で防護服を脱ぐとかしちゃあかんのでしょう。でもあれきついだろうなぁ。暑いだろうなぁ。マスクだってうっとうしいのに。手袋も、汚染部を手に触れないように脱ぐのって結構たいへんなんだけど。裏返してポイ捨てだけども。
日本は、新型インフルエンザのときは大騒ぎだったのに、今回テング熱とかエボラとか対岸の火事っぽく、あんまりパニックにもならずに静観してますよね。それより身近な地震とか台風とか噴火のほうが気になるからか。
とりあえず患者さんから医療従事者への感染が認められたことで、エボラは先進国には蔓延しないという楽観視はしていられなくなったかな、とかいいつつも、私のいまの関心ごとは足の裏にできた湿疹が痛くてたまらないということだったりしています。歩く度に痛い…。足の裏だとバンドエイドも貼れない(貼ってもすぐめくれて痛みが増すばかり) かさぶたみたいに硬くなっていてそこが裂けてる状態。痛い痛い。

でもエボラも気になってます。収束に向かいますように。

「スーパーナチュラル シーズン9」←超ネタバレ

シーズン8は連続性のあるエピソードでまとまりがよくて面白かったんですが、シーズン9はあっちいったりこっちきたりで頭が混乱しました。私の頭があほなだけかもですが(笑) ロードムービー的な要素を「わざわざ入れた」という感じがしちゃったのは、いろんなことが同時進行していて内容が濃すぎたせいかな。

シーズン8の感想は、コチラ

以下、まったくもって配慮なく超ネタバレしているので、これから観る人は読んじゃいけません。キャスがいない回は物足りないと思ってしまう視点での感想ですので、偏ってます。というか、感想、長いです。長すぎ。まとめんの下手すぎ。すみません。長いのは、愛のせいだよ…!(笑) ということで、よろしくです。

スーパーナチュラルは「人を害する化け物たちを狩ること」を生業にしているウィンチェスター兄弟が悪魔や天使と関わりながら人類を守りつづけるお話。悪魔と天使というからにはキリスト教的ではあるんですが、異教の神も敵として出てきたりするし、キリスト教が主体となっているわりには、宗教的に認められていない「煉獄」が出てきたり、カインとアベルの説話では、カインが悪魔だったりする。今回はイヴに知恵をさずけて天界から追放するように仕向けた天使も出てきた。天使ガドリエル。罪深き天使。牢獄につながれていた不名誉な天使。でもメタトロンの策略で天使たちが天界から追放されたときに一緒に地上に落とされた。実はメタトロンには感謝すらしちゃってるかもしれない天使です。
サムのためだと思うと簡単に目と頭が眩んでしまうディーンを騙して、まんまとサムを器にして内在してしまいます。どうやら自分の不名誉な名前や姿を偽りたかったようです(でも天使って光まばゆくて直視できない存在の筈なんだけど、みんな人の姿してるよねぇ…) ディーンには「エゼキエルだ」と名乗りますが、詐称です。エゼキエルは、キャスにいわせると「信頼のおける天使」だそうだけど、本物のエゼキエルは地上に落とされたときに燃え尽きてしまった(と、後にガドリエルが語る。その姿を見ていたからこそエゼキエルの名を自信をもって騙ることができたんだろう)

前シーズンでは、メタトロンに騙されたキャスが恩寵を失って、天界からすべての天使が地上に落とされ、地獄の扉を閉じようと最後の試練をしていた途中でディーンに中断されたサムと、改心しそこねた悪魔王クラウリーがこの先どうなるの!?というラストだったけど、今シーズンでは、ディーンが「絶対になりたくない自分になってしまう」ラストでした。ありえない。正義感の強いディーンにとっては死ぬよりつらい展開だと思う。
シーズン10を観るのが、ちょっとこわいです。

以下、超ネタバレ。

まずキャスは恩寵がないので人間並の能力しかありません。お腹は空くし、眠くなるし、歩けば疲れるし、額に触れれば相手を気絶させたり殺したりできちゃう能力もありません。出会う人間に対していつものように(いささか傲慢に)強気に出ては「なんだこいつ」と逆襲に遭います(かわいい) ところでディーンとキャスは一蓮托生で、天使の石版に関わってメタトロンの手助けをしたものとして、地上に落とされた天使たちの恨みを買ってます。
つか、策略家のメタトロンが悪いの明白なのに、スーパーナチュラルに出てくる天使たちは、おばか揃いです。自分で考える能力にかけている。まるで指令に忠実なロボットです。しかも簡単に宗旨替えするからロボットより質が悪い。だからこそ神に成り代わろうとか、神を探そうとか、あるいは神に叛旗を翻そうとか能動的に動くことのできる天使が特異に見えます。←ルシファ、ラファエル、ガブリエル、ミカエル、キャス。メタトロンもそうだし、キャスの数少ない天使のおともだちバルサザールもそうだった。悪魔みたいな天使ザカリアもか。このうち今現在、存在しているのは、ルシファ、ミカエル、キャス、メタトロンかな。ラファエルはどっかに飛ばされただけかもしんないけど、天使は神の力で簡単に復活するので(キャスはそれで復活してる) 必要な天使はいずれ復活すると思う(たぶん。きっと) 
で、恩寵を失ったキャスは、やむを得ない措置として「すまない」と謝罪しながら自分を殺しに来た天使から恩寵を奪います。かつてのアンナのように(アンナは自ら恩寵を捨てて人間になってた元天使だけど、相手の許可もなく人を器にしたり、ウリエルの恩寵を奪ってすごい力を発揮したりしてたキャスの元上司/消滅済) キャスはメタトロンの恩寵を奪えばいいと思う。そこらの雑魚の天使から恩寵を奪っても力が発揮できてないし。←魔法使いの杖みたいに。
翼のないキャスは移動手段も人と同じなので、このシーズンではディーンとサムとしょっちゅう行動をともにすることはできないから、呼べばどこからでもどこにでも現れて助けてくれる便利な存在ではなくなっている。天使から恩寵を奪っても、その恩寵には限りがあるから使えば減ってしまうし「恩寵がなくなれば死んでしまう」らしい。人と同じように死ぬ。←キャスはとても相性のいい器(敬虔な信者)に入りこんでいるという設定。煉獄でも天界でもずっとその姿でいます。

今回のシーズンでは、自分を騙したメタトロンに復讐するというよりも、自分がしでかしてしまったことに対するオトシマエをつけるために、祀りあげられるがままに天使たちの軍団の長になろうとしたり、天使の石版を壊すために天界に乗りこんだりします。もちろんそんなキャスを見て、ディーンは「おい、大丈夫かよ」と心配します(そうでないと、ディーンじゃない) あいつらのお前に対するアレは気持ち悪いぞと率直な感想をいうんですよ。お前は教祖か!と。
実際、天使たちは、メタトロンに反撥したり、メタトロンを恨むことで一致団結しているわけではなくて、ただ自分たちを導いてくれる何かが欲しくてキャスのまわりに群がっていただけなので、キャスが「他の天使を殺して恩寵を奪った」ということを知って(それはそんなにも不道徳なことだったのかと、かえってびっくりしたけど)簡単に失望して離れていってしまいます。まぁ、そのまえに「長である証として、ディーンを殺せ」なんていわれて、それを拒否してもいるんだけど、(拒否るのは、当然。前シーズンなんて洗脳されていたのに殺せなかったんだから、)

つまり、いちいち災いをおこすウィンチェスター兄弟のことは、悪魔も天使も嫌っているのですよ。できれば抹殺しちゃいたいのですよ。でもそのたびにそれぞれのトップたちによって妨害されているのです。端的にいうと、神とか、ガブリエルやミカエル、あるいはルシファー、もしくは悪魔王クラウリー。そして、カスティエル(キャス)

メタトロンの目的は、導き手がいないと右往左往するばかりの天使たちの上位になること、人間たちに神と崇められること、そのために神の書記をしていたときと同様、タイプライターで自分のための物語を綴っています。計画書および自叙伝みたいなものかな。タイプライターが天使の石版とつながっているか、タイプライターそのものが石版かもしれない。そもそも天使の石版を書いたのはメタトロンじゃなかったけ(違ったかな) そして、なにより、メタトロンは、自分の姿がみすぼらしいことに劣等感があって、イケメンなキャスを妬んでいる(ここ重要/笑) キャスは我関せずといった風情で飄々としているのに周囲に彼を慕うものたちが自然と集まってくるというカリスマ持ちだから、狡猾で頭のいいメタトロンにとっては目の上のコブみたいに、うっとーしい存在なんだろう。そう。メタトロンは狡猾です。宗教的にも謎の多い神に最も近いと称されるメタトロンなだけあります。見てくれはアレだけど、小太りなおっさんだけど(ぶっちゃけた)
ずっと幽閉されていたガドリエルの、天に赦されたい心をとりこんで、預言者ケビンをまんまと殺すことに成功してしまうしね。そもそも甘言で惑わすのは悪魔の所業の筈なのに。

一方、悪魔の石版に記された試練に挑んで体がぼろぼろになってしまったサムは、最後の試練をディーンが阻止したからといって即元気になれるようなものではなく。第一、これまでのシーズンで、サムの体と心はズタボロもいいところで、魂が欠けたり、ルシファーにつきまとわれる悪夢に苛まれたり幻視や幻聴で限界にきていたこともあったし、それはキャスが肩代わりすることで解決はしたけども(たぶん) そもそもサムに「生きる気力がない」から、かぎりなく死に近い存在になってしまって、サムを助けたいディーンは藁にもすがる想いで、詐称天使エゼキエル(実はガドリエル)の甘言にのって、サムを天使の器にしてしまうんですよね。本人に無断で。騙すようにして。すべて、サムのために。と、自分を納得させ、サムにも秘密にし、キャスにも内緒にしてしまう。偽エゼキエルがサムを内側から治してくれることを信じて。
ちゃんと治してはくれたみたいだけども、サムの体を使って預言者ケビンを殺してしまったのは愚挙以外の何物でもなく、
それを目前で見て、はじめてディーンは自分の失敗に気づいたんじゃないかな。でも悔いてはいない。なぜならサムが生きているから。

ディーンのなかにある優先順序は、サム>キャス>知人です。家族とその他には雲泥の差がある。ケビンのことをディーンは「家族だ」といってたけど、違和感あったから。なにしろケビンには母親がいて、母親がいれば、ディーンたちの傍にはいない人なんだから。ケビンはただ保護されていただけで、家族じゃない。いってみれば、よそんちのペットみたいなもん? 幽霊になったケビンは、母親といっしょに「帰って」いっちゃったしね。

ディーンにとってサミーがすべて。次にキャス。ときにサミーよりキャスの喪失に胸を痛めたりもしてるけど、たったひとりの肉親である弟のサミーが一番大切。これは揺るがない。というのに、当のサミーはいつも兄貴からの自立を模索していて、自分の運命からも逃げたがってきた。自己犠牲に走りやすいのも自殺願望のあらわれだったのかもしれない。そして偽エゼキエルの存在を隠してきたばかりか「(器に)同意した覚えはない」「イエスといわせた。おまえのためにしたことだ」といったディーンに、サムはいってしまうわけです。「もう兄貴を信用することができない。そもそも家族というものに縛られているのが間違いだ。兄貴は兄貴にとって必要だから俺を生かしておきたいだけだ。俺のためじゃない。俺の意志など関係がない。もう兄弟には戻れない。もう以前とは違ってしまった」と。
「もしおまえが俺の立場にいたら、やっぱり俺を助けたろう」といったディーンに、サムは「自分なら兄貴を助けない」といいきるし。ディーンには何より痛い言葉だった筈。実際、サムは、シーズン8では煉獄に落ちたディーンを見捨てているし、それに対して落胆していたくせにディーンはとことんサムに甘くて、幻想を抱きすぎです。でも、サムも、そうやって言葉で傷つけても兄貴は自分からは離れない。ということを確信しているわけだから、ずるいです。
いつもの兄弟喧嘩と違うのは、仲は最悪だけど、ハンターのパートナーとしてのやりとりはあるから狩りのときにはふたりの仲は今までと同じに見えるのに、プライベートでは一緒にいないことに決めていて部屋も別々だし、そういう家庭内別居みたいな冷たさがビジュアル的に痛かったです。ボビーがいれば「まったくお前たちはいったい何だ!」と叱り飛ばしてくれていたろうに、ボビーがいないせいで兄弟げんかがこじれやすくなった。ケビンじゃ役不足だったし、兄弟の仲介役としても事務的な細々とした手配など(FBI捜査官の連絡役とか)でもボビーの代わりになれる存在が、いまのところ現れてません。
知識だけは「賢者の隠れ家」のおかげで何とかなってる状態。
そういえばボビーの後継者になりそうだったやつも、結局、ただのお騒がせキャラになっているし、今後ウィンチェスター兄弟がFBI捜査官を騙ったときの上司役は誰がやるんだろうなぁ(一時的にケビンがやってたけども)

さて、改心しかけたクラウリー。
改心しかけて人としての心をちらっと思い出してしまったがために、以前のような悪逆非道な悪魔王には戻りきれず。人間の血を注射されることで依存症にもなってしまうし(悪魔の血にも麻薬みたいな依存症があった。人間の血にも天使の血にも似たような効果があるんだろう) 依存症から立ち直ったあとは「お前はそれでいいのか」とディーンと仲違いするサムに向かっていったりする。←サムの懺悔は兄ディーンに失望されるのがいつもいやで妬ましかったというものだったし、クラウリーはそのときサムの心と共感してたから、実はそんなサムの鬱屈した気持ちを一番理解しているのです。是非はともかくとして。改心しかけて人としての心を半ば取り戻してしまったクラウリーは、今後ウィンチェスター兄弟にとってのボビーのような存在になるのかもしれない(FBI捜査官の真似ごともクラウリーなら完璧にこなしそうではある) いや、ありえないかな。悪魔は狩られる側なんだから。

そんなわけで、
悪魔王が不在なために混乱した地獄では、悪魔たちが統制を失ってしまい、そこに現れたアバドン(女に憑依した悪魔/アバドンはキリスト教的には「地獄」そのもの)が、魔界の女王になるべく画策をする。その新たな地獄の女王アバドンと天界を牛耳ろうとしているメタトロンを殺すことを宿願にしたディーンは、どんなに強い力をもった天使だろうが悪魔だろうがすべてのものを消滅できる「元始の剣」を手に入れて、その剣を使うために必要な「カインの刻印」を体に刻むのです。←悪魔カインから譲られた刻印だけど。その刻印と剣は、まるでロードオブザリングのリングのように、それを使うものの心と身体を蝕むという設定。
狩ることを悦びとして、戦闘意欲のなくなった相手をも惨殺するのは、まったくディーンらしくありません。そんなディーンを見て、キャスとサムがディーンを諭したり閉じこめたりするけど、このままにしておけば。最終的には廃人になってしまうらしい(クラウリー談) アバドンを殺すことに成功しても「そこで終わり」だとは思えず、怒りばかりが膨らんで、自分の感情がコントロールできないディーン。とにかくメタトロンを消し去るまではと「元始の剣」を持って、メタトロンに会いに行くも、天使の石版でパワーアップしているメタトロンには敵わないし。キャスが天界で見つけた天使の石版を粉々にしても尚、メタトロンの力が衰えないところを見ると、まだ何かのからくりがありそうな感じ。
そして、そんな騒動の果てに。
メタトロンを殺そうとしたディーンが返り討ちにあって心臓を刺し貫かれてしまうのです。致命傷です。これで生きていたら化け物です。でも死んでも生き返るのがスパナチュです。であった筈。というのに「死ねば契約して魂を戻すいつものパターン」とか「どうせいつもの」「お決まりの」という台詞がやたら聞こえてきた気がする。
ワンパターン脱却しようとしてる? ワンパターンがいいのに。日本で言うところの時代劇みたいに。とりあえず今回は「いつものパターン」として、魂の契約でディーンが生き返ります。誰と誰のだかハッキリしてなかったし、どんな条件なのかは「次のシーズンに続く」だったけど、クラウリーにサムが魂の契約をしたんだろう。「自分なら兄貴を助けない」といったくせに、サムは死んでしまったディーンを助けるんです。
「助けないんじゃなかったのかよ」「あれは冗談だ」とかいう、いつもの兄弟な会話はよかったけど。サムがしたことは、ディーンがしたことと大差ないというか、ほぼ同じことなんじゃないのかな。天使が悪魔になっただけで。

元始の剣は、最強アイテム。だけど、それを使うことは「人」には難しい。それを知っていたクラウリーは、契約を受けて、死んでしまったディーンに元始の剣を持たせるんだけど、剣はディーンの血に反応したかのように力を放って、ディーンを目覚めさせるんですよ。でもその目は悪魔の目だった(悪魔は黒目になる) カインは悪魔だし、そもそもディーンは「カインの末裔」だし、悪魔になっちゃえば「元始の剣」から受ける毒素のようなものにも堪えられるらしいし。でも、やっぱりこれはディーンが「なりたくなかった自分」に他ならない。そもそも、これは、ほんとにディーンなの? いままで悪魔になった人間は、みんな変質しちゃってる設定じゃなかったけ。それともカイン並の強い悪魔になっちゃったのかな。元始の剣があるし、そっちのがありうるか……。

というわけで、サムがクラウリーとかわした取引って何?とか、恩寵が減り続けているキャスはどうなっちゃうの?とか。そもそも不在の神はどこにいるんだよ?とか、悪魔になっちゃったぽいディーンは正義感を貫けるのか!?とか。いろいろ、シーズン10がこわいけど、楽しみです。キャスが消滅しませんように(とはいえ消滅しても復活しそうではあるけど)
今回「なんかわかんねえけど、そっちにいくな」と口うるさいディーンが見れなかったのが残念でした。むしろサムが引きとめる側になっていたのが、面白かったかも。

今回、ちょい役で登場した大天使ガブリエル(トリックスター)のノリが相変わらずで楽しかったです。コミカルな部分がほとんどなかったシーズンだったので、余計に楽しかった。
失われた天使のなかで気に入っているのはキャスの数少ない天使のおともだちバルサザールなんだけど(シーズン6に登場してた) 彼だけでも生き返らせてほしいなあ。

このところ体調が最悪で。

体力と気力がありませんでした。仕事はしてたけど。貧血で結構きつくって、朝仕事に行く途中でふらふらと内科病院に入っちゃうくらいにはしんどかったです。そのときは「まず血液検査しよう」ってことで薬はもらえませんでしたが、2日後に行ったら貧血ということで鉄剤いただくことができました。十中八九、鉄欠乏性貧血に違いなかったんだけど、もし万が一違っていたら鉄剤服用しても害にしかなんないですからね…(鉄サプリもですよ)
にしても、以前ひどかったとき(8.6g/dL)よりはずっと数値がよかった(9.9g/dL)んですが、貧血ひどくても450万/μLはあった赤血球数が今回はわかりやすく340万/μLに減っていたので、いかにも鉄欠乏性貧血でした。でも血清鉄は45あったので正常値にあとちょいです。血清鉄がこんだけあれば、すぐ回復します(以前ひどかったときは枯渇してた/笑) 食生活を気をつけてた甲斐があったかなぁ。でもまだまだなんですよね。嫌いなものがことごとく肌と貧血にいいとか、どう考えても食生活改善したほうがいいんです。そう思っては、いるんです。楽にサプリで!とか思っちゃうんですが、やっぱり食品からとったほうがいいみたいですね。サプリじゃなくて。
とりあえず豆乳かなぁ。豆乳ならなんとか毎日いけそうな気がする。…いや、豆乳はアトピー治療してるときにはダメかな。ダメかもしれないな。ビオチンの吸収を阻害する気がする。というかするだろうな。というか、豆乳でアトピー悪化とかネットには出ているんだなぁ。そうなの? そういえばアトピーひどいときは青魚は避けたほうがいいとか聞いたから、それと同じかな。アレルゲンになりうるということかな。まぁ、うーん…じゃあ、プルーンにしておくか。
と思ったら、プルーンの鉄はほとんど吸収されないって!?
じゃあ、今までどおり、レバーと小松菜とチーズでいくかな。←毎日食べるわけじゃないけど。野菜ばかりだと貧血になるのはわかりきっているので、肉とか魚とかも積極的に食べてます。サプリは最小限で。
アトピー悪化するとサプリ買っちゃうんですけども。
もったいない買い物しちゃったなぁ、いま思うと。
で、今朝、起きたら気分がよくて、気力もわいてきたので、いっきに衣替えしました。大量に捨てました(服を) 着てない服って、結構あるんですよね。

2014年夏ドラマです。

そろそろ秋ドラマがはじまってしまいそうなので、箇条書きで感想でも。今回は、あんまりドラマをみてなかった感じがする。

「HERO」
なんだかだ最初からみているのでみてみました。登場人物がかなり違うのでどうかなぁ思っていたんですけど、思っていたよりずっと面白かったです。懐かしい感じがしたし。そういえばこういう過去ヒットしたドラマの続編とかよくやるようになりましたね。コミックもそうですけど。つまり狙うターゲットがバブル世代ってことなんだろうか(笑)
雨宮の「その後」がわからなかったのが残念だったけど、これは次回作に持ち越しってことかな。相変わらずの恰好で年甲斐のない検事だけど、法廷ではしっかり背広姿だったのが好印象でした。あと20代の頃と違って40代らしい落ちつきがあったかな、と。まあ、40すぎてあの喋り口調は(私生活はともかくとして容疑者や上司に対するものとしては)どうかと思いますが…!(やんちゃな20代ならありでしたけど) でも、あれないと久利生じゃないか。
ドラマの感想になってないけど「面白かったよ」ということで。

「アゲイン!!」
タイムスリップもの。原作コミック。何を為すこともない高校生活を送ってしまったやんちゃな高校生が階段から落っこちてタイムスリップするお話です。時間軸はどうやら並行時間軸らしい。「仁-JIN-」みたいな感じ。AとBの世界があるとしたら、AからBの時間軸の過去に戻ってBの未来を変えても、タイムスリップから戻ったらAの時間軸の先だったり、相互に干渉しあって微妙な変化があったりする。けど基本形態はさほど変わらない。と、解釈してたけど、実際どうなんだかわからない。とある未来では脳挫傷で昏睡状態のまま目覚めていなかったりするし。応援団に入って青春を謳歌したり、それがなかったことになっていたり、過去に干渉したことで悪いほうに変わってしまったりするなかで、団長さんとのラブが発展するか否か。みたいなノリのドラマでした。ラストはよく覚えていない(ぇ
原作コミックがまだ終わってないというのもあるんですが、このあらすじで気になった人は原作を読んだほうがいいと思う。

「ST 赤と白の捜査ファイル」
赤城さんを藤原竜也が演じていたんですが、奇抜だったり頭いいけど犯罪者だったりする役がとても多いなかで、刑事役。犯罪者になってもおかしくない頭脳の持ち主。だけど、そんな赤城さんを無条件に信じるキャップのおかげで道を踏みはずさない。対人、接触恐怖症。というか、コミュニケーションに障害を持ってるけど優秀な捜査員を集めた部署(ST)のお話。これは特別ドラマの続編です。特別ドラマは知らなかった。けど、楽しめました。赤城さんのテンションが高めで真っ赤になって怒ったりするので、そのたびに「血圧が上がりすぎてひっくり返らないかな」と心配になってました。キャップとのやりとりが面白かった。原作は小説。読んでみようかなぁと思いつつ、映画が楽しみです。
時期的に観にいけるかどうかは微妙だけども。

「信長のシェフ」
深夜枠からゴールデンタイムに出世したドラマだけど、深夜枠でよかったんでないかな。つくりが同じだし。なんか深夜くさい薫りがするというか…。これもタイムスリップもの。平成のシェフが戦国時代で信長の料理人になるお話。ただの料理人じゃなくて、信長の意向を汲んで敵将を籠絡するために料理の腕をふるったりする。あからさまに信長さん好きで、信長さんのために動いてます。前作では平成のときの恋人といっしょに戦国時代に来ちゃっていたから、その消息とか、帰る方法とか、筋道がしっかりしていたんだけど、今作はいまいち。とりあえず有名武将と絡めましたという感じが拭えなかった。信玄とか家康とか、お市の方とか。光秀と秀吉、あと家康は、まだ信長陣営だからわかるけど、信玄はなぁ。
それで本能寺の変はどうなったんだっけ…。
原作コミックがまだ終わってないので、ドラマも尻切れトンボになっちゃうのですよね。

「家族狩り」
松雪さん主演。連続一家惨殺事件なのか無理心中なのか断定しにくい事件を追う刑事は、最初から現場に残る「甘ったるい薫り」にこだわっていて、その薫りと同じにおいのする松雪さん演じる氷崎遊子に目をつけてました。その一方で問題のある生徒と接する機会の多い教師が伊藤淳史演じる巣藤さん。って「ひざき」「すどう」といえばあたりまえのふつうの名前なのに漢字変換できないよ…。こどもによる無理心中事件に見える凄惨な現場に似つかわしくない「なにか神聖な儀式のような美しさ」と遺書と思えないこともない「詩」のような書き置き。それぞれの家庭の問題から派生するシリアスな展開と、巣藤先生の周囲とのコミカルなやりとりが絶妙のバランスで面白かったです。この一家心中事件を殺人事件として執拗に追いつづけている刑事も家庭に問題をかかえているし、この刑事が面倒を見ている親子にも問題がある(別れた旦那がDV夫でストーカー化している) その旦那も家族に問題をかかえたまま育ったおとな。ということでテーマは「家族」 頑なでまじめで、だからこそ自分を責めやすい氷崎さんの本質をとらえて信じる巣藤先生との青臭い恋愛模様もよかった。
途中、巣藤が、浮浪者をいじめる若者たちに注意したら、火をかけられて大怪我を負うところでは、ぞっとしました。真犯人は途中でわかるんですけども(なんとなく) そういうのも含めてちゃんと罪が罰せられる内容なのがよかったです。
ただ、問題のある生徒を怖がって、正直に疎んじる教師とか。
ありえないこともないんだろうなと思わせられるのはリアルにいやでした。

「そこをなんとか2」
原作コミックはずっと読んでます。基本、1話完結なので、ドラマはつくりやすいだろうなと思っていたんですが、今回、前作で赤星を演じていた俳優さんが引退しちゃったのもあってキャストが変わりまして。変わるのはいいけど、赤星とは似ても似つかない…どうしてこうなった?という。いや、ほんと、どうしてここまで変えたんだろ? 似た人にすればよかったのに。そもそも原作コミック好きとしては、ドラマオリジナルキャラといちゃらぶしちゃうラッコちゃんは見たくなかった…。つか、なんで、こんなラブコメに!? ということで、あんまり楽しくなかったです。
貧乏な弁護士の奮闘法廷ストーリーなんですけどね。原作はね。
ドラマだと貧乏っぷりがいまいちわかんない感じになっちゃっていたな。前作がよかっただけに残念でありました。

以上です。
NHKの「花子とアン」と「官兵衛」は途中で視聴をやめてしまってます。官兵衛は、たまってるのを見るかもしれないけど、どうしようかな。官兵衛とミツの長兄に対するやりようがあまりにもぞんざいすぎて切ないのですよね。みてると、どうしてこういうふうにしちゃうあのかなぁと残念な気持ちになってしまうのです。と、視聴をやめたのに反して視聴率はよいみたいですね。世間と感覚がズレてんのかなぁ。

2014年夏アニメです。

まだ終わってないのもありますが、とりあえず箇条書き。
憶えてる順。

「東京喰種 トーキョーグール」
人を喰らうグールのお話。原作のほうはまだ終わってないので、いろいろ謎が解けていません。そもそもグールが何なのかわかんない。突然変異なのか、実験の結果生じてしまったミュータンスなのか、同じグールでも亜種があり、亜種は強いという設定は、ヴァンパイアより混血のヴァーヴァリアンのほうが強かったりするのと同じ?かなぁ。主人公の男の子はグールになることを受け入れないグールに寄生されている人間。血みどろだし、胸えぐられる設定多いし、みてて楽しいアニメではなかったです。グールだって「ただ生きるために食べているだけ」なのにというのもあるんだけど、やっぱり捕食されるのはいやだし。グールたちは化け物にしか見えないし、性格も変なのが多かったなぁ。最終話は、幻覚、幻想が混じっているみたいで、なにが本当に起きていることなのかわかりづらかったというところも含めてTV版エヴァンゲリオンの最終話みたいだった。ひとりを選べばもうひとりは救えたかもしれないのに、結局どちらも選べずに、ふたりとも死なせてしまう。というところは、やさしさにつけこんだ、ずるい選択だったし。その結果グールになることを選んだのなら、もっと早くそうしていれば、ふたりは助かったんじゃないの?という絶望感につづくという。ここで終わらせたら消化不良にしかならないラストでした。二期、あるのかなぁ。

「ソードアート・オンラインII」
これはずっとみてるアニメだし、MMORPGとかやっていたから、なんとなくわかる感覚があってみてしまうアニメ。キリトは、相変わらずゲーム感覚が抜きん出ているので新しいゲーム世界にもすぐ対応してPK合戦(プレイヤー同士の戦闘)で難なく上位にいっちゃうチートぶりだけど、今回は、犯人を見つけて、その方法を確定するという任務をおびているので、純粋なゲームプレイヤーではないし、ヒロインのアスナとは別行動をとっている。浮気ぽいけど(新しいゲーム内では別の子と組んでるから)一方的に惚れられているだけというのも、いつものパターンだな。ただゲームのなかにトリップして無防備でいる部屋に、自分を殺そうとしている人物がいるかもしれないというのは、すごい恐怖だなと思った。ログアウトしたら、犯人が目の前にいるかもしれない。なんて、怖っ あらすじ書いてないけど、まあ、そういうストーリーです。

「ばらかもん」
若き書道家が自分を見つめなおせと追いやられた島で生活しているうちに人らしくなっていくお話。人としてどうなのという書道家なんだけど(偉大な父親/やはり書道家/とはうまく心を通わせていない) 島のこどもたちの垣根を取っぱらって中に入ってくるバイタリティと、のんびりとしたおおらかさに感化されて、結構、単純に素直になっていくのは、やっぱり、まだ若いからだろうか。というかイケメンだったから、あんなに面倒見てもらえたんじゃないかな。のどかな田舎の景色と、方言と、なるの可愛らしさにやられてしまうアニメです。原作も読みました。まんまでした。方言が耳から入ってくるので、なるの声と可愛らしい方言があるだけアニメのほうが、ほっこりするけど、方言が聞きとれないということが原作ではないので内容を知るには原作のほうが、というさじ加減。個性的な島の人たちがすてきです。

「アルドノア・ゼロ」
サンライズのロボットアニメ。二期がある前提の一期なので、えらいところで終わってます。えええええ!?という感じでしたよ。なんだこのラストは…という衝撃。異次元地球が舞台です。1972年のアポロ計画で火星と地球をつなぐ超古代文明を見つけたところからはじまる火星側と地球側の戦いのお話。火星人と呼ばれているけど、もとは地球に住んでいた人たちです。超古代文明のテクノロジー「アルドノア」を手に入れた火星人たちのほうが文明的には遥か先にあって、ロボットも桁違いに強いです。地球にあるのは工作用のやつを戦闘型にしたという感じの無骨なロボットだけ。、主人公は3人。地球側の主人公は「いなほ」くん。火星側の主人公はアセイラム姫。火星で育った地球人としてスレイン。火星側の兵器の動力は「アルドノア」だから、この動力がなくなれば起動すらできなくなるという大きな欠点があります。しかもアルドノアを起動させるには「王族」が必要という。心臓と直結しているんだか、心停止するとアルドノアも消えちゃうので。
視聴していると、なんて弱い機動力だろうと思っちゃうんですけど。圧倒的なテクノロジーのまえに地球側は為す術もなく劣勢に追いこまれていて、地球軍に合流するために戦闘訓練を受けているとはいえ非戦闘員であるうえに15歳の少年が活躍せざるをえないという戦況。いなほは、ちょっと感情の起伏がないに等しいし、相手方の欠点を見つけるのが早過ぎるうえに操縦もうますぎて、なんかこいつ人間じゃないんじゃないの?と思わせられるヒーローっぷりです←感情の起伏ないから、いまいちヒーローとも言いがたいけど。アセイラム姫は純粋培養のお姫様だけど、地球人ということで差別を受けたり虐待されているスレインの唯一の心の拠り所で、アセイラム姫もまたスレインから聞いた地球のお話に魅せられて地球に憧れ和平の道を探っている王族の異端者。暗殺されかけたり、殺されかけたりするんだけど、そのたびにいなほに助けられたりする。いなほはあんまり表に出さないけど姫をかなり気に入っているらしい。スレインが姫様命なのは生い立ちからして納得できる。えと、つまり三角関係の話なんだろうか(そんな感じでもない)
スレインは、おいしい立ち位置にいるんだけど、いまいち何をしたいのかハッキリしないし。姫様を守ろうとしているのはわかるんだけど、やることなすこと裏目に出てるような…。火星の帝国にもいろんな勢力があって、地球側にもいろんな軋轢があるので、いまいちわかりにくいんだけど。とりあえず今のところいいところのないPTSDを患っているおっさん大尉が二期で活躍してくれたらいいなぁと思っています。つまり脇キャラのほうが好き。

「アカメが斬る!」
なんで見始めたんだっけか。帝国政府を転覆させようとしている反政府組織=暗殺集団のお話。対帝国の騎士という感じでいいのかな。なんとなく見ていたので、内容もよく把握してないんですが、なんとなく観ちゃってます。まだ終わってません。

「PSYCHO-PASS サイコパス 新編集版」
第4話が佐世保の事件を想起させるからという理由で飛ばされちゃった一期の新編集版。わかりやすくなってます。あと槇島のモノローグが増えている印象があったな。二期が楽しみ。

「残響のテロル」
原作のないオリジナルアニメ。刑事さんがいい味だしてたから、刑事さんとテロリストの知能合戦にしてほしかった。途中から出てくるアメリカの組織とかわりと邪魔くさかったです。なくてもよかったんじゃないかなぁ。りさは、まったくもってお荷物なんだけど、ただのふつうの女の子で、とくに何ができるわけでもなくて、料理もできないし、身体能力も低いし、足手まといにしかならないんだけど、存在しないもののようにひっそりと暮らしてきたふたりの傍に最後までいた子。ナインとツエルブは「アテネ計画」という人体改造実験の被害児童で(人為的に「サヴァン症候群」にして特殊な能力を高める実験をしていたらしい)そもそも長生きができない設定。りさは、施設から逃亡してときに残してきた幼馴染の女の子によく似ていたから、ツエルブは、二度とこの子を残していくわけにはいかなかったんだろう。ナインとツエルブはふたりで寄り添って生きてきたので、ふたりで自己完結していたんだけど、そこにりさが加わることで社会との接点が生じたような感じだった。
たったふたりのテロリストが社会に弓引いて、自分たちがここにいたことを知らしめる。というのはともかくとして、どうせ長生きはできなかったんだろうし、ある意味、最後まで一緒に逝ったということと、りさをふたりが生きていた証のように残したことで、はっぴーえんど、なの、かな?と思わせられるラストではあった、かなぁ。

「ハイキュー!」
バレー青春スポーツアニメ。原作はコミック。息詰まる試合展開とか見ていて飽きなかったです。等身大で、ずば抜けて能力が高かったり、妙な技もない、ふつうな感じが好印象でした。黒子のバスケはそれはそれで面白いんですけども(あっちバスケだけど) 死力を尽くしても負けて、負けた相手が優勝したかと思えば次の試合で惨敗して、上には上がいるんだと思い知ったりする。勝ち残るものの一方で、たった1試合で夏を終えてしまうチームがある。まだ終わりたくないという刹那さがいいなぁと。部活動って短いですもんね。3年になったら受験あったりするし。

あと、なんかあったかな。ちょっと思い出せないので、ここまでにしておくかな。見ようと思って1話でやめちゃったアニメは、今回は省きました。結構、他の、ちゃんとみてたし。

「柘榴坂の仇討」←ネタバレ

簡単なあらすじ。
舞台は江戸時代末期から明治黎明。つまりダイナミックな変化に見舞われた時代の、主君を守れなかった男と、大義を成したあと切腹しようとして果たせなかった男のお話です。主君の仇討のため逃亡した仇を探す男と、侍が過去となった時代でただ生きていただけの男が出会った時、仇討禁止令が発令されてしまうという時代に翻弄されたお侍さんのものがたり。

きっかけは桜田門外の変(桜田騒動)です。
主人公の男は、井伊直弼の籠周り近習を仰せつかった志村金吾。対する襲撃者のひとりは佐橋十兵衛。志村は中井貴一で、佐橋は阿部寛です。阿部寛はお侍にしては顔が濃すぎて逃亡者に不向きなんですが(目立つよ!/笑) 
井伊直弼は彦根藩主として大らかで穏やかな趣味人で、志村はそんな掃部頭(かもんのかみ)様(大老・井伊直弼)に心底惚れて、命にかえてもこの人を護ると誓うのだけど、桜田騒動のとき、襲撃者のひとりを追いかけて籠から離れてしまったため、その間に主君の首を捕られてしまうのです。主君を死なせてしまった近習として切腹の沙汰が下るのを覚悟していたのに、切腹ではなく斬首といわれ、父母が自害して果てたがため斬首は免れたけど切腹も許されず、仇を討ちその首級を墓前に供えれば切腹を許すという沙汰が下り。それでも自害して果てようとしていた志村金吾に、妻セツは「仇討せよというのが君命ならば」と言いさとし、以来、幕府が倒れたあとも、逃亡した水戸藩士の行方を探しつづけるのです。
時代は変わって、西洋文化を積極的に取り入れようとしている時代。廃藩置県とか、毎日のように新しい政令がなされて、お金の価値さえ変わっていく。侍は姿をかえて生活のため様々な職種についている(車夫とか警察官とか大工とか) ちょんまげや大刀の二本差しどころか和装さえ時代遅れになっていく。
そういうのを映像として見ると「ああ…」と思うんですよね。江戸っ子は粋でいなせだったわけだし、新しもの好きなわけだし、ちょんまげがダサく感じられたり、和装をみっともなく感じたり、時代遅れだとか、ださいだとかいわれたら、いやだから。似合いもしないのに洋装を身につけて、文明人のように振る舞うというのは…。すごいわかる。私もこの時代にいたら、新しいものに飛びついていたにちがいない。
そんな中で、金吾は頑なに侍姿を通しているんですが、それがとてもわかりやすく「金吾の時は止まったまま」というのが映像として伝わってきました。大変なのは奥方のセツです。広末涼子が演じています。いい女です。どう「いい女」かというと、仇討のために働きもしない亭主を支えるために朝から晩まで仕事をして家事もこなしている妻です。何ひとつ文句をいわず、箸ひとつ上げ下げしない亭主のために、たったひとつしかない魚を全部あげようとし、それを亭主から半分分けてもらって、ほんのりと微笑む女です。妻の鑑。私には無理(!) しかも亭主の願いが叶ったら(仇討が叶ったら)そのあとは切腹して果ててしまうのですよ。そのために亭主を支えつづける妻なんです。

原作は短編なので、それを2時間の映画にするにあたって人物を掘り下げて作ってあるそうです。原作は読んでないんですが、原作では妻セツについてはあまり触れていない…の、かな? 映画では、このセツが、せつない彩りを添えてます(あれ、意識してなかったけどダジャレになっちゃった) 広末涼子が幸薄いけど、けなげな妻を好演しています。武家の妻という武張ったところのない、たおやかな女性です。

以下、事の顛末ふくんだネタバレです。

妻セツに支えられて仇討探しに明け暮れる金吾がいる一方で、長屋ぐらしをしている佐橋は、同じ長屋住まいの女の子に慕われていて、そのシングルマザー(昔の言葉だとなんですか。未亡人ですか。出戻りですか。寡婦ですか)とも親しいけど、無骨で寡黙な車夫のまま、周囲に打ち解けないまま「あんた、誰を待っているんだい」といわれるくらい、漫然と日々を送っていて。金吾が探しあててきたときには、ほっと安堵したりもする。少しだけ昔語りをして。自分が死に損なった場所へ連れていく。奇しくもあの日と同じ雪景色のなか柘榴坂を登り、その先の桜田門を望む隅で対峙するふたり。
刀をとうに捨てた車夫に自分の大刀を与えて打ち合いを望む金吾。

桜田門外の変は、大老・井伊直弼を水戸藩からの脱藩浪士(うち、ひとりが薩摩藩士)18人で襲撃して暗殺した事件ですが、その事後のことはあまり語られてないというか、知られていないというか。ただ籠に刀が無数に突き刺さり、その周囲に斬り殺された近習たちの死体があって雪のうえに真っ赤な血が…という視覚的にセンセーショナルなシーンしかなかったりするので。たとえばそのとき井伊直弼を警護していた筈の近習たちは皆殺しにされたのか?とか、刺客たちはどうなったのかとか。そういうことを私は考えたこともなかったんですが、近習でいながら護ることのできなかった彦根藩士の金吾が「護れなかった」ことを咎められ、斬首されるかわりに両親ともに自害し果てるとか、明治になってからも「60名もいた彦根藩士が主君を護れず、たった18名の刺客にしてやられたとは、それだけで士道不覚悟」と断ぜられてしまうという。
そのうえ刺客たちには「切腹」が言い渡されている。←でも史実だと斬首された刺客もいる。
それがおかしいと言い募る金吾に「彼らは国士であった」ときっぱり言い放たれる。その一方では、開国派だった井伊直弼のそのやり方はともかくとして思想は最もであったという証のように、薩摩も長州も攘夷(外国人を追い出し鎖国をつづけよう派)をさっさとあきらめて掌を返して開国するわけだし。
かつての彦根藩士も「我々は赤穂浪士のように主君の仇討をすべきだった」と悔いたりもする。
大老・井伊直弼については、まるで「暗殺されてもしかたのない人物/つまり悪役」に描かれることが多いので、この映画のような穏やで先見の明があって「命をかけて論ずる相手にその主張が己と違うからといって軽んずることはできない」という武士らしい覚悟をもった主君として描かれているのがよかった。だからこそ彦根藩士たちの苦悩があるのだし。

時代は明治。←明るく治める。新しい時代がやってくる。という意味で「明治」だったのかと、瓦版の講説で感心しちゃいました。この瓦版も時代の波におされて用済みになっていく。侍が消えても、その魂は継がれていく筈だ。としながらも、その新しい時代に感化されたかのように、金吾は「生きる」道を選び、車夫となった佐橋に「掃部頭(かもんのかみ)様は、命をかけた訴えを軽んじるなとおおせられた。おぬしは命をかけた。だからわしはおぬしを斬るわけにはいかぬ」といって、死ぬことを制すのです。小説のほうがどうなっているのかはわからないんですが、このとき寒椿が咲いていて、その椿を愛でた掃部頭(かもんのかみ)様が「あれを見よ。けなげに咲いて、生きている」とかなんとかいったことが、そのとき寒椿を見てフラッシュバックする演出になっていて、それを見た私は「あ、あれ、生きるんだ…?」と気が抜けてしまいました(すす、すみません) いや、生きていいです。仇討なんて人殺しです。でも「仇討禁止令」を見た民衆のおやじが「仇討を禁じられちまったら殺され損か! まぁ、あっしら民には関係ねえが」とかいうんですよね。殺され損。仇討はべつに武士の特権ではなかったから、近親者を殺されても仇討ができないということに歯噛みをした人も多かったろうなぁと思ったり。こういう制度が、しっかりと「制度」として江戸年間守られつづけてきたがために、日本は「死刑制度」を廃止しないんだろうなと思ったりもしました。
でも、この映画では、仇討はしなかった。
今日こそは帰らないだろうと覚悟していた妻のセツは、戻ってきた亭主に涙をこぼし。もう仇討の影を待つこともなくなった車夫は、自分から遠ざけようとしていた寡婦、出戻り、シングルマザーをデートに誘う。いやね、なんかね、シングルマザーとかデートという言葉が浮かんでしまうくらいラストが「いま」っぽかったのです。
武士の矜持が消えてしまうって、こういうことなんだ…、と。ちょっと寂しくなりました。斜めな感想になってしまいましたが、そんな感じを受けたのでした。ちなみにこのとき井伊直弼を暗殺した人たちは「英霊」として靖国神社に祀られています。

見終わったあとの第一声は「本懐を遂げると思ってた…」でありました。父は「中井貴一の演技を映画ではじめて見たけど、結構よかったね。いい映画だった」といってました。母は「あの時代のふつうの人たちは時代が変わるとき戸惑ったろうね」と主婦視線の感想を漏らしてました。ついていけなかった人もいるだろうねぇ。
井伊直弼がいい人な感じになっててよかったよ。と、私がいったら、赤穂浪士の吉良だって地元の人にとっては良い藩主だったんだしね。一方を善にしたら、一方を悪にしたほうがわかりやすいからか。為政者にとって都合がいいのか。語り継ぐのに面白いのか。幕末つながりで「坂本龍馬がもし殺されてなかったら、どうなっていたんだろうね」と母がいうので、うーん… 坂本龍馬は倒幕を目的にはしてなかったから、薩摩と長州が政権を乗っ取るようなことにはなんなかったかもしれないけど、どうだろうねぇ。坂本龍馬が殺されてなかったら、歳さんが五稜郭で死ぬこともなかったろうに。って、母がいうので(うちの母は歳さんファンです。ちなみに私もです) 新選組は坂本龍馬を罪人として捉えていたから、どのみち龍馬は殺されてたんじゃない?という結論に。龍馬は商売人で、武器商人という顔もあったし。いろんなところに敵をつくりすぎたんじゃないかなぁ。頭いいんだか、悪いんだか。よくわかんない人物だなぁと思う。

感想ズレたけど、
もし仇討を成し遂げていたら、時代に取り残された男たちが時代の終焉を飾ったような印象になったろうから。この「生きていく」選択をした者たちの、その後を想像することができるという点では、ほっとする映画でありました。とりあえず亭主は働いて、妻を労るがよろし。たぶん警察官が向いてると思うよ。

だんだんと。

よくなってはいるようです。頭皮はまだ痒いけど。と、あと下肢はまだまだだけど。最初変化がなくてどうしようかと思ったけど2日目から目に見えてよくなってきた…ような気がする。あとはうまくステロイドのランクを落としていければいいんだけど、下肢はまだランク落としちゃダメかな。
ちなみに、いま使ってるステロイド軟膏は、デルモベート軟膏。こどもには処方されない。大人でも連続使用は1週間以内にとどめたほうがいいと添付には書かれている。その下のランクも1週間以内になっているけど、これは…難しいなぁ。この通りにやったらランクダウンできなさそうな気もする、けど。腕なら、下げられるかも。問題は、下肢だけだな。
とりあえず、10日後くらいには、一度行くかな。ちょっと遠いけど、皮膚科に。ああ、物理的にめんどくさい(こら)

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