This Archive : 20080711
「クライマーズ・ハイ」←ネタバレ
母といっしょに観てきました。ちょっと興味があったので…
「記者」の話だとは知っていたんですが映画タイトルの意味もわからずに観にいったせいなのか、いや、きっとそれだけではないだろうと思えるほどに「わかりづらい」映画でした。
現在と過去が交錯している話は、これまでに何度も観たことがあるにも関わらず、つくりが雑な気がしてしょうがなかったです。かなりカットされているのかなぁ。あれ、あの人はどうなったんだろ?とか。あの子供は、どうしたんだろ?とか。親子愛とか必要だったのかな?とか。
親子愛を絡めたかったら、もっと別な方面からいけたんじゃないのか、とか。
「クライマーズ・ハイ」というのは、登山家が頂をめざして昇っているうちに気分が昂揚して、周囲が見えなくなって、冷静な判断を狂わせて、一心に頂まで登ろうとしてしまう一種の興奮状態をあらわす登山用語?なんだそうです。新聞記者の主人公は、他社を抜いてスクープをとることが頂で、そこめざして突き進んでいると冷静な判断を狂わすことを承知している登山家です。いざとなると慎重になって、誤報を飛ばすことを畏れてしまうのだけど、その判断は、たぶん間違っていない。
これは日航機墜落事故で奔走した地元紙(群馬の)架空の新聞社のお話。
事故そのものは本当に起こった出来事で、誰よりも早く正確な記事を載せようと、地元紙ががんばるお話でもあるんですが、当時は携帯電話もないし無線もそう持たせてもらえなかったようで、連絡手段は「電話」のみ。しかも民家で借りる始末。報告するために何度も階段をいったりきたりしたり、電話を探すために駆けづりまわったりする。全国紙の記者は自分のネタを漏らさないし、電話だって占領してしまうから、ものすごく大変そうでした。時代遅れの上の人たちは「足で稼いで駆けづりまわってこそなんだよ」とか昔の栄光を持ちだして部下たちに説教してるんですが、そういうのが面白かったです。
いまでもいそうかもなぁって。ここまで極端ではないにしろ。
男たちの映画でした。女性記者も出てきますけど、基本的に男の世界です。
たてわり社会で、上司には上司の苦悩があるのに下には見えないの典型です。主人公はちょうど中間管理職みたいな位置にいるんですけど、新聞社の中での立場としては「一匹狼」というか、部下をもたないフリーなジャーナリストなのかな。社長に飼い殺しになってるような…
社長がエロじじいで(笑 それを山崎努が演じていて気持ち悪かったです。あの気持ち悪さってば、うますぎますよ。当時はセクハラとかパワハラとかいう言葉すらなかったんだろうけど。うん。そうですね。事故があった背景そのものは昭和なんですけど、そこでくりひろげられているものは、いまでも日常にあるようなことばかりな感じでした。当時はその言葉がなかっただけで「セクハラ」「パワハラ」「PTSD」なお話でした。ただ惜しいんですよね。散漫としていて。
こう、テーマをひとつに絞ってほしかったなぁと。原作があるなら尚更、削れるところは削らないと。とか、思っていたら、どうやら、エピソードをむしろ足しているようです。
どこを足したんだろう。まさか「親子愛」ではあるまいな?
ほとんどメインテーマでしたけど、こうまで、ごつい内容なら、むしろ「ない」ほうがよかったんじゃ?と思えたテーマだったんですよね。親子愛。本編から浮いてる感じだったので。
よかったですけど。
思い描いていたのと「違ってた」というのが感想でした。
「記者」の話だとは知っていたんですが映画タイトルの意味もわからずに観にいったせいなのか、いや、きっとそれだけではないだろうと思えるほどに「わかりづらい」映画でした。
現在と過去が交錯している話は、これまでに何度も観たことがあるにも関わらず、つくりが雑な気がしてしょうがなかったです。かなりカットされているのかなぁ。あれ、あの人はどうなったんだろ?とか。あの子供は、どうしたんだろ?とか。親子愛とか必要だったのかな?とか。
親子愛を絡めたかったら、もっと別な方面からいけたんじゃないのか、とか。
「クライマーズ・ハイ」というのは、登山家が頂をめざして昇っているうちに気分が昂揚して、周囲が見えなくなって、冷静な判断を狂わせて、一心に頂まで登ろうとしてしまう一種の興奮状態をあらわす登山用語?なんだそうです。新聞記者の主人公は、他社を抜いてスクープをとることが頂で、そこめざして突き進んでいると冷静な判断を狂わすことを承知している登山家です。いざとなると慎重になって、誤報を飛ばすことを畏れてしまうのだけど、その判断は、たぶん間違っていない。
これは日航機墜落事故で奔走した地元紙(群馬の)架空の新聞社のお話。
事故そのものは本当に起こった出来事で、誰よりも早く正確な記事を載せようと、地元紙ががんばるお話でもあるんですが、当時は携帯電話もないし無線もそう持たせてもらえなかったようで、連絡手段は「電話」のみ。しかも民家で借りる始末。報告するために何度も階段をいったりきたりしたり、電話を探すために駆けづりまわったりする。全国紙の記者は自分のネタを漏らさないし、電話だって占領してしまうから、ものすごく大変そうでした。時代遅れの上の人たちは「足で稼いで駆けづりまわってこそなんだよ」とか昔の栄光を持ちだして部下たちに説教してるんですが、そういうのが面白かったです。
いまでもいそうかもなぁって。ここまで極端ではないにしろ。
男たちの映画でした。女性記者も出てきますけど、基本的に男の世界です。
たてわり社会で、上司には上司の苦悩があるのに下には見えないの典型です。主人公はちょうど中間管理職みたいな位置にいるんですけど、新聞社の中での立場としては「一匹狼」というか、部下をもたないフリーなジャーナリストなのかな。社長に飼い殺しになってるような…
社長がエロじじいで(笑 それを山崎努が演じていて気持ち悪かったです。あの気持ち悪さってば、うますぎますよ。当時はセクハラとかパワハラとかいう言葉すらなかったんだろうけど。うん。そうですね。事故があった背景そのものは昭和なんですけど、そこでくりひろげられているものは、いまでも日常にあるようなことばかりな感じでした。当時はその言葉がなかっただけで「セクハラ」「パワハラ」「PTSD」なお話でした。ただ惜しいんですよね。散漫としていて。
こう、テーマをひとつに絞ってほしかったなぁと。原作があるなら尚更、削れるところは削らないと。とか、思っていたら、どうやら、エピソードをむしろ足しているようです。
どこを足したんだろう。まさか「親子愛」ではあるまいな?
ほとんどメインテーマでしたけど、こうまで、ごつい内容なら、むしろ「ない」ほうがよかったんじゃ?と思えたテーマだったんですよね。親子愛。本編から浮いてる感じだったので。
よかったですけど。
思い描いていたのと「違ってた」というのが感想でした。
Category : 映画のこと
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