This Archive : 20061215

硫黄島からの手紙

親と見てきました。
「父親たちの星条旗」を見たからにはコレを見なくちゃ。という気合のもと…! 平日の昼間というのもあって客層は年配の方が多かったです。見終わったときの感想は、なんだか呆然とした感じです。「父親たちの星条旗」もそうでしたけど、戦争の怖さがリアルに心に浮かんでくる映画だと思います。硫黄島が激戦の地だったことは歴史で習ったので知ってはいたんですけど、こういう事情があって、こういうふうに追いこまれていたのかということがわかって、心に響いてきます。どうせ勝てないのだから潔く玉砕しようとする相手(とくに指揮官)に、最後の最後まであきらめずに一兵でも多く敵を倒せ、と、命じる栗林中将。戦争は、生身の人同士でするもので、どちらかが悪いとか善いというのではなく、やっぱり、戦争なんてあっちゃならないものだと…。なんか、やたら泣きました。なんか、いろいろ考えちゃって泣けちゃう感じでした。最後の最後のシーンでは、ぽろぽろっと。
胸にくるんですよ。
届くはずのない手紙を書いていた。その無数の言葉たちが最後の最後で撒き散らされる。うあ。いまでも思い出すと泣けそうです…。二ノ宮くんの演技もよかったですよ。なんか…自然でした。表情とか目の動きとか、少年のような顔つきになったり、親の顔になったり、妻子を守る男の顔になったり、すてきでした。

それにしても戦争は怖いな、と。
日常生活を営んでいた、いまと変わらない人たちが、戦場に赴くことになる。靖国という言葉もふつうに出てました。「靖国で会おう」と。この映画は、日本ではつくれなかったのだろうか、と。ちょっと思いました。でもこの映画がクイント・イーストウッドによって撮られたというところに意味があるのだろうなぁ…。というか、日本が製作していたら、どこかの国にわんわんいわれたり(あるいは、それを懸念して)「靖国で会おう」とか「天皇陛下、万歳」なんて言葉、劇中で出せなかったかもしれない。「靖国で会おう」とか「来世で会おう」とかいって、死地に向かっていく。「天皇陛下、万歳」という言葉を発するときの兵士たちの気持ちとか…。考えると、実際にあったことだけに、胸にくるんですよね。口ではそういっていても、内実は、みんな、家族のために戦ってる。手紙は、家族を気遣う言葉ばかりです。
実際に戦場に赴いた人は戦争のことを語らないです。
祖父も、ひとことも喋ろうとしませんでした。
酔ったときに、ぽろっというくらいでした。
思わず目をそむけたくなるシーンもありましたけど「父親たちの星条旗」と対になっているので、ああ、このシーンはこういうことだったのかと符号するところがあったりして、それが面白かったです。「父親たちの星条旗」に比べると、ぐっと創作ちっくですが、だからこそ深く伝わってくるものがありました。


拍手をぱちぱちっとありがとうございます!
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ところで予告で「ハリーポッター/不死鳥の騎士団」をやりました…! ハリーが大きくなってて、びっくりです。ああ、みんな大人になっていくのね…。とか、しみじみと。来年の夏公開ですよ。いつも寒い時期に公開していたと思うので、半年ばかり遅れてるなーと思ったり。
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Category : 映画のこと


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