FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「翔んで埼玉」

たぶん初日にみにいきました。たぶん。というのは、ほんとは他の映画がみたかったから(笑 でもタイミング悪くて上映時間がままならなくて、映画館じゃなかったらみないであろう映画を選んだのです。なんか重い映画より明るいのみたかったしで。
結果、よかったです。
罪のない映画。特定の県をディスってるっていうけど、悪意は感じない。正直なところ、存在感のなさすぎる栃木県のほうがディスられている気がした。というか、たぶん、この映画のいいところはソコジャナイ。
見終わったあと、しばらく私のなかに二階堂ふみが演じた百美(ももみ。女の子みたいな名前と容姿だけど男)が残っていて、その健気さにほっこりしてました。魔夜峰央の世界観が壊されることなく実在している素晴らしさ。
そういえば魔夜峰央さんって「パタリロ」じゃん。と、納得した。なにしろ帰国子女の麗をガクトが演じているんですが、見た目がバンコランそのもの。めっちゃ具現化されていてびっくりでした。違和感なさすぎです。
リピする人が多いのか、ずいぶん長いことベストテンに居座ってましたね。っていまだにいるじゃないですか。ぇー、すごいですね。この映画はボーイズラブものでもあるのですよね。一般人の目に触れまくってますが(笑
ファンタジーだからいいのか。ぶっとんでるからいいのか。
ボーイズラブじゃん?という一般人(結婚をひかえた娘)のツッコミがいいのか。
笑えて、楽しい映画でした。
という単純なレビューになっちゃったけど、百美の健気さにはやられました。
スポンサーサイト

「空飛ぶタイヤ」

実在した事件をベースに描いたフィクション。池井戸潤原作の映画です。長瀬智也主演。その昔、西田敏行主演で見かけた気がしていたんですが、勘違いでした。WOWOWで仲村トオル主演でドラマ化されているんですね。なにと勘違いしたんだろ。
久しぶりに父母とみにいきました。実に一年半ぶりです。
長めの映画でしたが、長く感じませんでした。

ネタバレ、かな。
有名な話ですが、内容わかったら見る気なくす人は読まないでくださいね。


大手の大企業に挑む運送会社のお話。
整備不良と思われていた事故が、実はトラックの構造的欠陥であったことを大企業が隠蔽していたという事件。リコール隠しですね。いまだにありますけど、以前ほどではなくなってきたかな。
長瀬智也は父親から引き継いだ運送会社に突然舞いこんできた死亡事故に動転する若社長役でした。絶対に整備不良ではないという確信のもと原因を追求し、あきらめない。同じくあきらめなかった人物と出会い、証拠を入手する。同時に組織内からの告発があったり、同系会社の銀行内にも首をかしげたものがいて、努力が実るのですが。
現実として、ある日突然に妻を喪った夫の叫びが胸に痛かったです。

なぜ罪を認めないのか。あんたたちのやってることは保身だ。自分のことしか考えていない。

でも違うのだから罪は認められない。
事故をおこした運転手はもう二度と運転したくないと引きこもり。事故をおこした会社に運送を発注する会社はない。経営は傾くし、銀行からは融資を断られる。家族のような従業員を守らなければならないけど、意に染まない和解はしたくない。
結論として冤罪は晴れ、被害者遺族とも和解はするんですが。
喪った命は戻らない。

リコール隠しをしなければ奪われずにすんだ命だったんだなぁとしみじみしました。

WOWOWのドラマもみたくなりました。
貸出中でしたけど。考えることは皆同じですね。

「オリエント急行殺人事件」

アガサ・クリスティ。エルキュール・ポアロの探偵譚。以前も映画化されことありますが、そちらをみた記憶はありません。オリエント急行殺人事件って、たしか犯人は……だったな。と、すでに知ってる状態での視聴でした。
原作を知っていれば、ポアロってこんな人だとか、ミステリにしては反則なんじゃないの?とかいう感想は抱きません。なぜならクリスティは、この道の先駆者だから。
たとえば、被害者だと思われていた人が実は狡猾な殺人者。だったり、殺された被害者が実は犯人だった。とかいう物語は、いまでこそ(使い古されていて)陳腐に思えても、当時は斬新だったにちがいないから。夢オチと同じく(笑

映像と音楽が美しくてすばらしかったです。
いま何かと話題のエルサレムの嘆きの壁が出てきたりして、異国情緒たっぷり。オリエントらしくて何より。とってつけたような序盤だけど、美しかったからよかったです。オリエント急行が疾走する雪原も美しかったです。
実際にあったリンドバーグ家の誘拐事件をモチーフにした愛憎劇。劇中ではアームストロング大佐の愛児誘拐事件ということになっていて、その事件をめぐり人生が変わってしまった様々な人たちが登場します。伏線はそこかしこにあります・
この世には善と悪しかない。という信念をもつポアロにとって、オリエント急行の豪華客室で発生した殺人事件の被害者は「悪」そのものでした。アームストロング事件の犯人であり、偽名をつかってのうのうと(豪華客室に乗れるほどの)生活しているどうしようもない男だったからです。でも被害者だし、殺人。事件を放っておくことはできない。ということで事情聴取にとりかかるんですが…。
客たちは嘘ばかりつく。それをポアロがすぐ看破して苛立つ。という展開がつづきます。
眠くなるという前評判があったんですが、それでなくとも昼下がり。眠くなる時間帯だったので、途中で意識がとびました。いつのまにか殺人事件が発生しちゃってました。あれ、誰が殺された?と一瞬うろたえました。←原作知ってても展開はうろ覚えだったので。はでなアクションはちょっとありましたけど、ホームズものほどの活劇にはなっておらず、ポアロはシンメトリーや整理整頓にこだわる変人ではあるけれど(こら) 実に理性的な紳士なので、そこまでエクセントリックにはなりません。
ワトスン役のヘイスティングスもいて、ヘイスティングス視点の物語が読みやすくて好きでした。
クリスティは、コナン・ドイルの偉業はホームズをつくったことではなくワトスンをつくったことだと作者のひとことのところに書いていたんですけど(たしか) いまちょっと調べてみたらコナン・ドイルとクリスティって時代が違うってくらい年齢差があった…。
コナン・ドイル1859年生まれ クリスティ 1890年生まれ。31歳差。
てっきり同年代だと思いこんでました。
そしてこの映画のポアロって、コナン・ドイルに似てる(笑

ポアロの決まり文句は「灰色の小さな脳細胞」

以下、ネタバレ。
有名だけど。そしてネタバレ知ってからみたっていいと思うけども。



このストーリーのなかで主軸を成しているのは「アームストロング事件」です。殺されたのはその事件の真犯人でした。真犯人および殺害された男をジョニー・デップが演じています。いやらしい感じが出てました。
アームストロング事件の概要は、乳児が誘拐され身代金の要求に応じたときには殺害されていた(この部分だけリンドバーグ事件と同じ)というもので。こどもの母親は妊娠中で事件のショックで胎児もろとも死亡してしまい、父親であるアームストロング大佐は自殺し、冤罪でつかまった女性、家庭教師、乳児の世話をしていた女性、母親の親、妹、とにかく関わった人たちすべての人生を狂わせた大事件であったということが、ポアロの手によって白日の下に晒されます。
つまり乗客すべてが加害者であったという事の顛末。
空いてあるはずの冬のオリエント急行が満室であったことからして伏線でありました。
ポアロによって事件の真相が暴かれたあとの、回想シーン。
私はそこで(なぜか)ボロ泣きしちゃいました。理由はわからん(笑
だれに感情移入していたわけでもないのですが、みんなのせつないくらいの憎悪がたまらなかったです。

映像と音楽が美しいので、映画の大画面でみるべき映画だとは思います。
評価は…きっと分かれるんだろうなぁ。

映画とか

みてないわけじゃないんですが、なかなか感想を記すまでにいかない今日このごろ。
面白かったなぁとは思うんですけども、面白いだけじゃ背景を掘り下げようとか思えないものなんですよね。むしろ、なんだかさっぱり意味わからんとか、奥が深いとか、ここちょっと違うんじゃない?とか、逆に超つまんないとかだと書きたくなるんですけど(笑
つまり、なにもかもが「そこそこ」なのだろうか。
単純に私の視点がずれているのか…。
洋画でもピンとくるの少ないし。
考えてみたら今年はあんまり「これみたい!」というドラマとか映画がない気がする。
レンタルした映画も5本のうち面白かったの1本だけっすよ。
その1本なんて、日本語吹き替え版の声優さんがなかなか豪華だったからレンタルしたようなもんだし、内容がいいのか?といわれると、正直こういっちゃなんですが駄作(こら)なんですけど、主人公の高校生キャシーの声をあてていたのが沢城みゆきさんだったので、それだけでOK。もうひとりの主人公ベンは、木村良平さんだし。

その映画のタイトルは「フィフス・ウェーブ」
地球外生命体による地球のっとり作戦にまきこまれた人類のお話。あっというまに人類滅亡の危機がやってくる内容です。第一波は電磁波による電力停止。第二波は地震。第三波は津波。第四派は毒性の強い鳥インフルエンザ大流行。そして五つめの波は、人類同士の殺し合い。地球外生命体は人間に寄生して操ることができる。誰が敵か味方か見た目ではわからない。……いままでのSFものの集合体のような内容でした。けど、主人公のキャシーがかわいい。沢城さんの声が…(こら) アニメっぽいけども。内容がアニメっぽいから違和感ないです。キャシーは幼い弟を守るヒーロー役です。でもまだ高校生。なのに銃で人を殺さなくてはいけない状況に放りこまれてしまった。「ただの高校生だった。あのころの私がなつかしい」というモノローグとか好きです。
問題は解決されないまま終わりますけどね…(笑 解決はされないということを踏まえて観れば、きっとがっかりはしない、筈。

他4本は「3月のライオン」前後編。これは原作読んでるし、アニメみてるので、ちょっと興味あったんですよ。実写化。なかなか、それぽいキャスティングだし。でもたくさんのエピソードをコンパクトにまとめてあるにも関わらずとても長く感じました。こういってはなんだけど、ひなちゃんは主人公のヒロインなんだから、もっと、ふくふくした感じの子に演じてほしかった…。お父さんのエピソードはコミックで読んだときは、なんてずゔずうしい父親なんだろとか思ったのに、実写化された映像としてみると、さほどダメなクズ男にはみえない不思議。むしろ主人公の追いつめ方が子供じみて感じてしまうほどだったな…。
あと登りつめるの早すぎ。まぁ、現実に強すぎる若手棋士がいるから荒唐無稽ではないんだけど(笑
アニメのほうが泣けますよ。ひなちゃんがいじめにあったとことかも。他もろもろエピソードも。

残りは「Loop」 けちな男が変な時間ループに意味もなく巻こまれる話。意味があるとしたら男と女が生き残って、諸悪の権現が死亡する。ということ、のみ。そのループのおかげで、けちな男が真実の愛と家族愛にめざめるという。ああ、そこに意味があったのか。ただのループと違うのは、そこに自分がいること。それも複数。時間が絡みあっているから、例えるならば、殺される自分を見ている自分がいて、その自分がまた殺されることを見ている自分がいて、逆に男を殺す自分とそれを見ている自分がいるという。女のほうからいうと、証拠のビデオがあるからこれであなたは助かるわよといったあとに車に轢かれてしまう女と、男に電話をかけて留守電にメッセージを残す女がいて、男はその事故を目の当たりにしたりする。
彼女を助けるためのループなのかもしれないけど、男は自己中なので最初からそう思っていたとは考えにくいんですよね。たぶん、だから、このループに意味はないのです(笑)

あとはタイトル忘れたけど。決められた運命をたどることにされている人類のお話。これは人々の歴史を管理している神様みたいな人たち(過重労働の公務員ぽい人たち)がドアを介していろんな場所に出没したりするんで。これは…どこかで見たような…「あっ どこでもドアだ!」と手をぽんしただけでした(なんという感想) ぇーと、運命の絆で結ばれたふたりは、どんなに干渉されようとも、妨害されようとも、愛を貫く!というロマンティックな?内容でしたよ。
映画館でみていたら、また別の感想をもったかもしれないけど。
思っていた内容とは違ってました。ただのラブロマンスです。障害があればあるほど燃えるというやつでした。

いろんな意味で、面白い映画がみたいなぁ。

「22年目の告白」←超ネタバレ

副題は「私が殺人犯です」 22年前の未解決なまま時効をすぎてしまった連続殺人事件の殺人犯が告白本の出版記念記者会見をするところからはじまるこのお話は、とても残酷で、ちょっぴり物悲しい内容でした。

告白本の著者・曾根崎を演じているのは藤原竜也。美しき殺人犯なので、その造形はとてもきれいです。逃げのびた殺人犯が告白本を出版したうえに華々しく記者会見をひらき、その素顔を晒す。まだ時効が適用されていたギリギリの殺人事件。当時、殺人の時効はたったの15年だった。その連続殺人事件は証人をひとり必ず残しておくという特異な殺人事件だった。殺し方は同じ。親しい人に殺人現場を目撃させる。娘に父親の死に様を見せつける。夫に妻が死んでいく様子を見せつける。そして目撃者を殺さない。
告白本ではそれらの殺人を「私の作品」として照会している。
父親を殺された娘は「お父さんは二度殺された。この男に!」と叫ぶ。そんな遺族たちの憤怒をよそに、大衆はこの殺人犯を「ソネさま」と呼んで、熱狂する。とくに若者たちがね。ありえますね。なにしろ美形ですから。美形の殺人鬼。薄い本が出たりしそうです。

この映画にはそこかしこにヒントが隠されていて、それがラストですべてつながります。丁寧で、とてもわかりやすい。スタッフが愛をこめてつくりあげた作品というのが伝わってきます。わかりやすいけど、わかりやすいからこそ、心に残るのはなんともいえない絶望感だったりする。映画の冒頭に、阪神淡路大震災の映像が流れます。あの震災となんの関係が?と思ったら、つながるんですよ。心情や、感覚や、そういったものが……。

というわけで、以下、超ネタバレ。

藤原竜也はクズ役が多いというか…(「カイジ」が最初だったそうですが、私的には「デスノート」の月くんがクズ役のはじまりな気がしてますよ)  殺人犯の役が多い気がします。今回の曾根崎は、そのなかでも「美」を追求したキャラクターになってます。キャラクターといったけど、曾根崎という謎につつまれた男は「つくられたキャラクター」でした。
わりと早い段階でそれがわかるようになってます。
敵対する刑事を伊藤英明が演じています。22年前の新米刑事も演じているんですけど、髪型が違うだけで若く見えたなぁ。この牧村刑事は、自身も被害家族かもしれない男でした。妹が行方不明なのです。あと自分の住んでいたアパートに仕掛けがあって、その仕掛けに様子見に先に入った先輩刑事がひっかかって落命してしまったという無念もあります。
ギリギリまで粘ったのに、むなしく時効をむかえた事件。
なぜ22年めの今、告白するに至ったのか。
真相から考えるに、22年という年数にこだわったわけではなくて、曾根崎という男を造りあげるのにそれくらい時間がかかったということなのでしょう。あの高さから落ちて死ななかったというのも奇跡なら、何不自由なく動けるということも奇跡。全身整形したからといって、いくらなんでも変わりすぎだろう!?とは思ったけど(笑
ネタバレすると、
曾根崎はクズではなかった。恋に殉じた男だった。
牧村の妹の婚約者だった。行方のわからない恋人を探しつづけていたのに絶望した男。阪神淡路大震災の被災者でもある(恋人とともに被災した) 牧村の妹は、震災後のPTSDで「生きていてごめんなさい。私もあのときいっしょに死ねばよかった。自分だけ幸せになるなんて許されない」という思いにとりつかれていたのだけど、その思いは、真犯人の心情と酷似していたんですよね。
真犯人は、かつて戦場を駆け回ったジャーナリスト。現地のテロリストに拉致監禁されて、盟友を目の前で殺された男。自分も殺されると思っていたのに何故か解放されてしまった。以来、自分と同じ立場の人間をつくるために殺人をくりかえした。
犯人は完璧主義者で、記録魔である。プロファイリングでもしたのか、その通りの犯人像が浮かびあがる。告白本を出版すればきっと食いついてくるだろうという壮大な賭けの果てに、行方不明の妹(曾根崎にとっては恋人)の死の瞬間を映した動画を見ることになる。あ、曾根崎というのは偽名です(妹・里香の婚約者は小野寺拓巳という名です)が、曾根崎にしときます。
「私が真犯人です」と名乗り出てくる、おばかな男が登場するんですが。覆面つけて、スナッフフィルムを放送局に持ちこむ男。顔を晒されてびびりまくってる様子が妙に物悲しかった。覆面していたときは態度がでかかったのに剥ぎとられたら小者感半端なくて、もう…情けない。けど、いそう、こんな人……。
犯人が完璧主義者の記録魔だったからこそ、証拠の動画を残してあった。
時効がすぎているとはいえ、自分のやったことを知らないやつが横取りしていくことが許せなかった。そして動画があったからこそ、背景の東京タワーの消灯時刻で、里香が殺された時間が時効が撤廃された日であることに気づいて「犯人を裁くことができる」というのが、ひとつの光になる。死にたがっていた男に法の裁きを受けさせる。
真犯人のこの男は、目の前で盟友を縊り殺されたときから、なぜ自分は生かされたのかと自問自答してきたようにも思える。誰かその答をくれないかと渇望していたようにも思える。けれど時効が撤廃されたときから殺人をおかしていないことを考えると結局のところ法から逃れたいとも思っていたんだろうなと思う。死にたがっている相手を殺してもおもしろくない。と、里香のことを評していたけれど、その里香は、動画のなかで首をしめられながらも懸命に生きようとしていたように見えた。
そんなわけで……
今回の藤原竜也はクズじゃなかったね。というのが、鑑賞後のひとことでありました。

Pagination

Utility

プロフィール

きいこ

ブログ内検索

全記事(数)表示

全タイトルを表示

月別アーカイブ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。